首位ナポリと5ポイント差の2位につけるミランは日本時間9日、ホームでの新年初戦で6位ローマと対戦。30分にCKからピエール・カルルのゴールで先制すると、77分には途中出場のトンマーゾ・ポベガが追加点を挙げてリードを広げた。だが試合終了間際に立て続けにセットプレーから失点し、2-2のドローに終わった。
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この結果、首位ナポリとの差は7ポイントに広がり、ユヴェントスに同ポイントに追いつかれて得失点差で3位へと後退したミラン。指揮官のステファノ・ピオリは、落胆を隠せない。『ダゾーン・イタリア』の「Sunday Night Square」の番組中にインタビューに応じると、試合を振り返った。
「これほど良いプレーを見せていた試合で勝てなかったのは残念だ。だが試合は95分間あり、より注意力が求められる。ローマがセットプレーに非常に強いことは分かっていたのに、2失点してしまった。我々は良い試合運びを見せ、87分まで勝利にふさわしかっただけにがっかりしている。自らの手で台無しにしてしまった」
「試合終盤は、もう少しマリーシアやずる賢さが必要だった。こうした状況において、もっとうまく守れるようにならなければならない。ただ、チームは良いパフォーマンスを見せていただけに、こうした試合をコメントするのは難しい」
ピオリは、約2カ月ぶりにリーグ戦でのプレーを再開したばかりの選手たちを擁護しつつ、自身の見解を示した。
「長い中断期間の後で、いきなり3日おきにプレーするのはハードであり、全員、エネルギーがやや足りなかったかもしれない。だがチームは良い状態であり、注意深く入念に取り組み、もちろんフィジカルを念頭においたトレーニングもしてきた」
「フィジカル面の準備に問題があったとは思えない。(リーグ再開の)2試合で最高のプレーを見せたと思っているが、今日は我々が期待していたような結果にはならなかった」
遠のいたスクデット
セリエA2連覇を目指す王者ミランだが、ライバルの首位ナポリの背中は遠のき、ルチアーノ・スパレッティのチームは、前半戦の2試合を残して冬の王者の座をついた。だがピオリは、そうした周囲の動きを気に留めず、ミランのパフォーマンスに集中している。
「ナポリとの差を何ポイント縮めたとか、縮めなかったとか、そうしたことは気にしていない。我々は、自分たちのパフォーマンスに注目している。だが、スクデット争いで勝ち残るには、多くの試合で勝たなければならないことは分かっている。ライバルたちは強く、快走を続けている。当然、今日のドローは望んでいた結果ではなかった」
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