セリエA第18節で最も目を引いたのは、ナポリvsユヴェントス戦の最終スコアだったかもしれない。首位のナポリと3位のユヴェントスが激突した注目の一戦は、本拠地『スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ』の大声援を受けたナポリの独壇場に。ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやジョージア代表MFフヴィチャ・クヴァラツヘリアらが次々とゴールを奪い、5-1でユヴェントスを粉砕した。
DAZNのセリエA専門番組『SERIE A FREAKS』(毎週火曜)では、衝撃の結末に終わったナポリvsユヴェントス戦をプレイバック。“矛盾対決”を制したナポリのサッカーについて、同番組に出演したジャーナリストの細江克弥氏は「クリエイティブで緻密」と表現した。試合後、「ラインを低い位置に引いてプレーするスタイルは、個人的に好きではない」とルチアーノ・スパレッティ監督がコメントしたように、今シーズンのカルチョを席捲するナポリは相手を圧倒し、観客を魅了するスタイルを貫いている。
対するユヴェントスは、ナポリ戦の敗戦によってリーグ戦の連勝が「8」でストップ。連勝ストップもさることながら、ナポリ戦の前まで8試合無失点を記録していたなかで大量5失点を許したことは大きな衝撃だった。細江氏は、マッシミリアーノ・アッレグリ監督がイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを先発起用した判断について「すごくもったいなかった。『仕掛けるための駒を持っているんだぞ』と匂わせておいた方が良かったのでは?」と、疑問を投げかけた。
2位のミランとの勝ち点差を「9」としたナポリは、早くも独走態勢に入っている。一方のユヴェントスは3位につけているものの、ナポリとの勝ち点差は「10」に拡大。また、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022開催中には、アンドレア・アニェッリ会長らクラブ取締役会のメンバーが全員解雇となるスキャンダルも発生した。アニェッリ家が所有してから100周年となる2023年、ユヴェントスの航海は波乱に満ちたものとなっている。
SERIE A FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:毎週火曜日
- MC:北川義隆、細江克弥
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