延期となっている試合も合わせ、各チーム残り2〜3試合となったベルギー2部リーグ。レギュラーシーズン6位までが昇格プレーオフへ進出、7位以下は降格プレーオフへ回るというレギュレーションのため、過酷な昇格プレーオフ争いが繰り広げられている。すでに昇格プレーオフ進出がほぼ確実な上位3チームに加え、残り3枠を5チームで争う展開。今節は6位クルブNXTと8位デインズの直接対決となった。
デインズは苦しい台所事情で今節に臨んだ。攻撃と守備の要、FWディラン・デ・ベルデルとDFデニス・プリチネンコが出場停止の上、冬の移籍市場でデインズに帰ってきたエースFWレナート・マルテンスも、前節の試合で負傷し、約6週間の戦線離脱となった。そのため、今節は代わりにFWファン・ラントショート、リリドン・バラジ、DFテオ・キンテロが起用された。
前半はデインズがボールを支配し、クルブNXTはカウンターとサイド攻撃を中心に攻める展開に。しかし先制点はクルブNXTに生まれる。今季アルビレックス新潟から加入したMF本間至恩が精力的に動き回りチャンスを創出すると、25分にはバックパスを本間が奪い、ゴール前にラストパス。これをMFサンドラが蹴り込んだ。
しかし27分、本間がデインズMFヘンドリックスへ激しいタックルをすると、この日2枚目のイエローカードで退場となり、試合の流れが変わる。その後デインズはFWファン・ラントショートのヘディングシュートなどで決定機を作るもゴールを割れず、前半を0-1で折り返した。
後半開始からデインズはDFファンステーンキステとFWママドゥ・コネを送り出し攻勢を強める。後半開始早々のポスト直撃のチャンスの後、50分にはFWママドゥ・コネがペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをこの試合がデインズでの50試合目となったMFヘンドリックスが確実に決め、同点とした。
クルブNXTがカウンターから作ったチャンスをデインズGKミラスが防ぐと、デインズが勝ち越し点を奪う。69分、FWファン・ラントショートとの素早い連携から最後はFWママドゥ・コネがゴール。終盤はクルブNXTが同点弾を狙って攻めるも、デインズは試合を締めてそのまま2-1で終了。プレーオフを争う上で重要な勝ち点3となった。次節は約1週間後、日本時間2月6日0時から、アウェイで9位デンデルとの対戦となる。
出場選手
先発：
GK：ナチョ・ミラス
DF：テオ・キンテロ、ケネス・シューマンス、クリストフ・ヤンセンス、ゴンサロ・アルメナラ
MF：ガエタン・ヘンドリックス、スティーブ・デ・リダー、アレッシオ・スターレンス
FW：バフォデ・ダンソコ、ファン・ラントショート、リリドン・バラジ
途中出場：
46分：ママドゥ・コネ（Out リリドン・バラジ）
46分：ヤネス・ファンステーンキステ（Out クリストフ・ヤンセンス）
87分：ユル・シュリベルス（Out ファン・ラントショート）
得点者：
48分：ガエタン・ヘンドリックス（PK）（今季リーグ戦2点目）
69分：ママドゥ・コネ（今季リーグ戦1点目）
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