序盤の成績不振を乗り越え、一時は2位に浮上する好成績を収めたものの、前経営陣の不正により15ポイントのはく奪を受けて10位へ転落したユヴェントス。まるでジェットコースターのようなシーズンを送るマッシミリアーノ・アッレグリのチームは29日、コッパ・イタリアで対戦(ユヴェントスが2-1で勝利)したばかりのモンツァと今シーズン3度目の試合に臨むと、ホームで前半から2点を奪われ、0-2とまさかの敗戦を喫した。
昨年9月の第7節の対戦では、初昇格のチームにセリエA初白星を献上していたユヴェントス。アッレグリはまたしてもリーグ戦でモンツァに敗れ、肩を落とした。
「こんな前半の戦い方はこれまでに一度もなかった。反省しなければならない。前半はテンポがかなり遅く、反撃の力も持っていないかのように見えて、闘志が感じられなかった。後半は良くなったが、前半にこそ注意すべきだ。このようなパフォーマンスは全員に責任がある」
「直近の3試合で10失点を記録し、わずか1ポイントしか獲得していない。今日に関しても、モンツァが良い試合をしたとはいえ、かなり簡単に点を取られてしまった。我々はピッチでの取り組みに集中していかなければならない。それができない者は、当然ながら蚊帳の外に置かれることになる」
ユヴェントスは、セリエA第20節を終えて13位へと後退。UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内まで15ポイントもの差が開き、極めて厳しい状況だ。したがってシーズン後半戦はカップ戦に照準を当てることも考えられるが、アッレグリは自身の見解を示した。
「カップ戦がチームの優先事項に? それはまったくない。すべての試合が重要だ。さもなければ、この渦から逃れられなくなる。3試合で10失点、1ポイントという状況は、今後、起きてはならない」
「選手たちには『38ポイントを獲得した』と言ってきたが、現在の順位表では23ポイントでしかない。残念ながら現在の順位を意識し、向き合っていかなければならない。一発勝負のイタリア杯も控えている。また明日から落ち着きを取り戻し、怒りや闘志をもって再スタートしたい」
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