リーグ戦では最下位に沈むものの、コッパ・イタリアでは、ラウンド16でナポリを撃破して準々決勝へと勝ち進んだクレモネーゼ。日本時間2日、ジョゼ・モウリーニョ率いるローマと対戦すると、2-1でまたしてもジャイアントキリングに成功し、奇跡的な準決勝進出を決めた。
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先月中旬から指揮官に就任し、セリエA残留へチームの再建に取り組むダヴィデ・バッラルディーニは試合終了後の記者会見に出席すると、1986-87シーズン以来2度目の歴史的偉業を振り返りつつ、セリエAで最下位のチームを支えるファンに感謝の意を述べた。
「ナポリ戦では注意深くプレーしたが(セリエA第19節)ボローニャ戦では波があった。そして(第20節)インテル戦ではダメだったが、今夜は再び注意深いプレーができた。攻撃面においては、全員が協力してプレーしてくれた。ローマのようにボールを保持して良いプレーができる選手たちとの対戦において、相手の時間を奪うことができなければ、困難に陥ることになるところだった。我々はもっと上を目指したい。試合終了の笛が鳴った瞬間から、次のことを考えなければならない」
「ファンに感謝の意を示すには、今日のような試合を見せることしかない。チームはこれまで、多くの試合で苦しんできたが、ファンも一緒だった。今日は良いプレーをするクレモネーゼを見て、みんなが喜んで帰宅していった。このような満足感をファンに与えられたことは誇らしい」
4月に行われるイタリア杯準決勝でフィオレンティーナと対戦することが決定したクレモネーゼ。だがセリエAではいばらの道が続く。残留圏内に浮上するためには、17位スペツィアとの間に開く10ポイントの差を詰めていかなければならない。
「複雑な道のりだが、今日のようなパフォーマンスを見せることでしか立ち向かうすべがない。とにかくよいプレーをすることを目指していきたい。今夜のパフォーマンスが何かのきっかけになるとは思わない。私はこうしたことを信じておらず、転機となる試合も存在しないと思っている。チームの成長の兆しは、良いトレーニングをすることで現れる」
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