欧州での日本人選手の活躍を振り返る中、内田氏と槙野氏の話が盛り上がったのが冨安だ。
冨安は先週のFAカップ4回戦となったマンチェスター・シティ戦に先発出場。チームは敗戦を喫したが、要所で素晴らしいプレーを披露した。
そんな冨安と森保ジャパン発足時に日本代表のチームメイトとして共に切磋琢磨した槙野氏は、「本当に何でもできる（選手）」と称賛。「最初にこの選手は面白い」と思った理由を明かした。
「森保さんの練習は最初に複雑な練習を落とし込んでそこから徐々にできるようになっていくんだけど、その一つとしてプレッシングの練習があってとにかくDFラインにとって不利な練習があった。森保さんが理不尽なボールを出して、FWや攻撃の選手がそれにプレスをかけ、DFの選手たちは無理な状態の中で頑張ってつなごうとする練習をするんですけど、そこで冨安選手がいとも簡単にパンパンとかわしたりしていた。それが最初からできた時にすごいと。すぐにスタッフに言いにいった」
また、槙野氏は冨安のパーソナリティについて「本当にすごく真面目」と説明。加えて、「代表活動は練習が終わったあと結構フリーなんですけど、部屋でゲームをしたり、リラックスルームでコーヒー飲みながら会話している人がいるんだけど、（冨安は）体のケアやストレッチ、体幹をずっとやっている」と語り、ピッチ外での冨安の一面を紹介した。
これに対して内田氏も「（それは吉田）麻也も言っていた」と続き、「うっちーは（怪我が多かったけど）仕方がないと。そこまで自分を追い詰めなかったから。冨安くんはあれだけケアしているのに肉離れや怪我が多いのはかわいそうと話していた」と話し、近年怪我が多くなっていることに対して心配を口にした。
欧州の舞台で結果を残す冨安。今後の活躍にも注目したいところだ。
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