2010年から4年間にわたって日本代表の指揮を執り、2011年のアジアカップを制したほか、FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル2014へサムライブルーを導いたザッケローニ氏。69歳のイタリア人指揮官は現地時間の10日午後、チェゼナーティコの自宅の階段で転倒して頭部を強打し、近郊にあるチェゼーナのマウリツィオ・ブファリーニ病院に搬送された。
だが血液凝固防止剤の影響もあり、一時は血種の状態が悪化。このため挿管して集中治療室での治療を受けており、その容体が心配されていた。
チェゼナーティコのマッテオ・ゴッゾリ市長が12日、イタリア紙『Corriere della Sera』のインタビューに応じ、ザッケローニ氏が頭部の血種除去手術を受けた後、快方に向かっていることを伝えた。
「非常に心配したが、良い方向へ向かっていくはずだ。早期の回復を祈っている。アルベルトはスポーツ方面に限らず、チェゼナーティコでとても愛されている人物だ。地元地域と距離をとることなく、常に顔を出し、評判も良い。多くの人々が立ち止まり、彼とカルチョに限らず、いろんな話題の世間話をしている」
命の危険からは脱したものの、ザッケローニ氏は今後、両目の視力がともに正常に戻るかどうか懸念されており、経過観察を受けている。なお、転落の原因が事故なのか、体調の異変によるものなのかは依然としてわかっていない。
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