ナポリは日本時間18日、セリエA第23節でサッスオーロと敵地で対戦。ミランやアタランタを苦しめた難敵から前半だけで2点のリードを奪うと、そのまま2-0で勝利を収めた。一足早く23試合を消化し、2位インテルとの差を暫定18ポイントへと広げたナポリ。33年ぶり3度目の悲願のスクデットへとまたしても前進した。
そんなルチアーノ・スパレッティのチームについて、『ダゾーン・イタリア』の中継番組に出演したOBのチーロ・フェラーラ氏が見解を示した。
「ナポリのファンは夢を心の内に秘めているって? ナポリから長年にわたって遠ざかっていたその夢を追いかけるのは良いことだ。それにUEFAチャンピオンズリーグの試合の直前の一戦として、これ以上ないアプローチだったと言える。これも褒めるべきだろう」
すべての試合において、同じ価値観で臨み、高いインテンシティで美しい試合を見せるナポリ。ダリオ・マルコリン氏が見解を示した。
「ナポリは技術面だけでなく、メンタル面も通じて試合を制した。このチームは試合への姿勢に関して失敗したことがない。スパレッティはこの点を非常に重視しているからね。また試合後の映像を見ても、チームに一体感があるのが伝わってくる」
「選手たちがハグし合い、歓喜する姿を見ると、この試合が難しいものであったことを認識していたようだ。まるでユヴェントスと対戦するかのように、サッスオーロを相手にプレーしていたように思う。常に地に足をつけており、これがナポリの力と言える」
スパレッティ率いるナポリはまさに、すべての試合がまるで一発勝負の決勝戦のようなつもりでピッチに臨んでいる。フェラーラ氏も、そのアプローチがスクデット獲得へのカギになると考えている。
「常にストイックな姿勢でいなければならないということ。リーグ優勝にたどり着くためには、常に集中力が求められる。うまく行かない試合も出てくるだろうし、負ける試合もあるだろうとは思うが、大切なのは、シーズン中にどんな試合であっても、どんな対戦相手であっても、相手が2位であっても最下位であっても、ストイックな姿勢を貫くことだ」
(C)Getty images
ジョージアの超新星はまるで火星人
イタリアの視聴者投票では、クヴァラツヘリアがサッスオーロ戦のMVPに選出された。フェラーラ氏も、ジョージアの超新星に1票を投じ、ナポリの逸材を称えた。
「確かに(ヴィクター)オシムヘンはいくつかの場面において目立っていたかもしれない。だがクヴァラツヘリアは美しいゴールを挙げただけでなく、チャンスメイクにも何度も絡んでいる。彼のプレーは常にクリーンだったうえ、必要とあれば守備もしっかりやっていた」
マルコリン氏も、クヴァラツヘリアの異次元の活躍ぶりには驚きを示している。
「現時点で今シーズンのMVPはクヴァラツヘリアとオシムヘン、そしてラウタロ(マルティネス)の3人だと思うが、今夜のクヴァラはいとも簡単にシンプルにプレーし、ひらめきやクオリティ、ゴールを見せ、まるでレッジョ・エミリアに降り立った火星人のようだった。現時点で彼しかできないプレーがある」
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