J1は8試合が開催された。
前節、劇的な形で勝利した川崎フロンターレは、ホームで湘南ベルマーレとの神奈川ダービーに臨んだ。試合は開幕2試合で1勝1分と好調の湘南が、川崎Fを相手にプレッシングでミスを誘いながらチャンスを作り出していく。川崎Fも25分あたりからボールの動かし方を変えて流れを掴みに行ったが、どちらもゴールが生まれないまま後半へと折り返した。
後半、先に試合を動かしたのは湘南だった。MF永木亮太がこぼれ球の奪い合いでFW家長昭博に勝利すると、そのままペナルティーエリア内まで運びラストパス。最後はMF平岡太陽がうまくゴールに流し込み、湘南が先制に成功した。
ただ、ホームの川崎Fも意地を見せる。FW山田新を投入して簡単なロングボールから少しずつチャンスを作り出すと、81分に高い位置でルーズボールを拾ったMF瀬川祐輔が左足でゴールに決め、試合を振り出しに戻した。その後は互いにゴールに迫ったが追加点は生まれず。神奈川ダービーは両者譲らず勝ち点1を分け合った。
また、関西ではヴィッセル神戸とガンバ大阪の神阪ダービーが開催。前半3分にMF山口蛍のラストパスをFW大迫勇也が決め、立ち上がりに先制した神戸がゲームを支配していく。
後半早々にDF酒井高徳のシュートが相手にディフェクトしながらゴールインして追加点が生まれると、そこからは神戸のゴールラッシュとなる。66分にセットプレーからFW武藤嘉紀が決めて3点目を奪うと、72分には酒井がさらに強烈なシュートから4点目を奪って勝負あり。神戸が大量4得点で3連勝を飾った。
そのほか、前節劇的な形で敗れた鹿島アントラーズは横浜FCとの打ち合いを制して2勝目。京都サンガF.C.、浦和レッズ、サガン鳥栖は、今季初勝利を収めるに至っている。
4試合が開催されたJ2では、開幕連勝のモンテディオ山形を相手にここまで未勝利のジュビロ磐田がホームで勝ち点3をゲット。1-1で迎えた79分のMF松本昌也のゴールが決勝点となった。また、3連勝を目指した昇格組の藤枝MYFCは、ホームでゴールを奪えず、ブラウブリッツ秋田に0-1で敗れている。
開幕戦となったJ3は、3試合が開催。戸田和幸監督就任で注目された相模原SCは、終了間際の失点でガイナーレ鳥取に敗れた。また、昇格候補の鹿児島ユナイテッドFC、FC琉球はともに開幕白星スタートとなった。
■3月4日開催 結果
・J1第3節
川崎F 1-1 湘南
横浜FC 1-3 鹿島
新潟 2-2 札幌
京都 2-0 FC東京
神戸 4-0 G大阪
浦和 2-1 C大阪
福岡 1-0 柏
鳥栖 1-0 名古屋
・J2第3節
磐田 2-1 山形
藤枝 0-1 秋田
徳島 1-1 仙台
長崎 1-1 清水
・J3第1節
相模原 2-3 鳥取
鹿児島 2-1 FC大阪
琉球 1-0 八戸
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