7戦未勝利の苦境を乗り越え、直近の公式戦で4連勝を飾ったミラン。精神的主柱の41歳ズラタン・イブラヒモヴィッチや守護神マイク・メニャンも復帰して3位へと浮上したミラノのチームは、日本時間5日の次戦で指揮官ステファノ・ピオリの思い出の地、フィレンツェへと乗り込む。ミラン指揮官は、自身の古巣との対戦へ向けて意欲を示した。
「パフォーマンスと結果に関して継続性を示さなければならない。自分たちに影響を与えるのは、自分たち自身でなければならない。自らの実力を示してプレーできれば、良い結果を得られる可能性は大いにある。注意深く、決意をもってプレーしなければならない」
「(ダヴィデ)カラブリアや(イスマエル)ベナセル、(アレッサンドロ)フロレンツィらも招集リストに加わり、メンバーが戻ってくることで、より強いチームに感じられる。これからのラスト数カ月が違いを作り出すことになるだろう」
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続いてピオリは、ひざのトラブルを抱えるブライム・ディアスに代わって、シャルレ・デ・ケーテラーレが先発することを予告したほか、前節のアタランタ戦で今シーズン初出場を果たしたイブラヒモヴィッチの重要性を強調した。
「ブライム・ディアスはひざを少し痛めたため、デ・ケーテラーレの先発を予定している。ブライムがトッテナム戦までに復帰できるよう全力を尽くしたい。イブラはすでに先発できる状態だが、90分間は無理だ。しかしどの選手も先発出場を望んでいるのは当然のことだろう。彼の復帰は非常に重要だ。練習においても、彼がいるかいないかで違いが出る。チームに付加価値をもたらしてくれる選手だ」
また、3バックに移行後、頭角を現し始めた昨夏の新戦力、DFマリック・チャウに言及した。
「チャウは非常に若い選手だが、高いレベルの選手となるための素晴らしい特徴を持っている。彼を以前、起用していなかった理由は、その時は他の選手たちの方が、準備が整っているように見えていたからだ。現在は、私が求めていることに対して、彼が最適だと考えている」
5年前に失った教え子への思い
さらにピオリは、5年前の3月4日に遠征先で急逝した教え子で、元フィオレンティーナ主将のダヴィデ・アストーリへ思いをはせた。
「ダヴィデは微笑んでくれるはずだ。私にとってフィオレンティーナ戦は特別な試合だが、彼は常に私とともにいてくれているはずであり、明日はさらに特別なものになるだろう」
放送・配信予定
- フィオレンティーナ vs ミラン
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年3月5日(日)日本時間4:45
- 実況:中村義昭
- 会場:スタディオ・アルテミオ・フランキ
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