昨シーズンの覇者ミランは前節において、フィオレンティーナに1-2と敗れて4戦ぶりの敗北を喫したが、直後に臨んだUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)では、トッテナムを退けて11年ぶりとなるベスト8進出を決めた。
そんな中、ステファノ・ピオリ率いるチームは日本時間14日、ホームのサンシーロにサレルニターナを迎える。ミラン指揮官は、ヨーロッパの舞台からリーグ戦へと照準を移し、警戒を強めた。
「UCLには強豪がいるが、どのチームも我々との対戦を恐れているはずだろう。だが、グラナータ(サレルニターナの愛称)にも注意を払わなければならない。再びセリエAに目を向けるべきだ。明日はベストメンバーがプレーする。来シーズンもUCLの感動を味わいたければ、出場権を獲得しなければならない」
「集中力を保つ必要があるだろう。3年連続でUCL出場権を獲得できれば最高だ。これから毎試合が非常に重要になる。昨日のことではなく、明日、自分たちが何をするかということだけが大切だ。成績不振の時、批判されてもチームは結束を保ち、自分たちのミスに気付いた。我々はさらなる大きな進化を遂げることができる。今シーズンの最終成績は、我々の未来を占う上で決定的となるだろう」
サレルニターナ戦では、前節のフィオレンティーナ戦で出場停止だったラファエウ・レオンが先発に復帰する見込みである一方、41歳FWズラタン・イブラヒモヴィッチはベンチスタートとなる。
「チーム全体として、いかにしてレオンにうまくボールを供給するべきかを理解しなければならない。全体が成長すれば、個の力も伸びる。レオンはトッテナム戦において良い動きをしていたが、ピッチ内で最も自由な動きを見せる選手なので、彼を活かす方法を見つけなければならない」
「イブラヒモヴィッチは継続的にトレーニングができている。まもなく先発の機会はやってくるだろうが、サレルニターナでの先発出場はない」
昨夏の補強の目玉である逸材のシャルレ・デ・ケーテラーレは、大きな期待を背負ってミランに加入したが、これまで本来の実力を十分に発揮できずにいる。それでもミラン指揮官は、「シャルレは良くなってきている。精彩を欠いた時期があったが、現在は復調している。チームに貢献できるはずだ」と語り、今後の活躍に太鼓判を押した。
(C)Getty images
放送・配信予定
- ミラン vs サレルニターナ
- キックオフ:2023年3月14日(火)日本時間4:45
- 配信:DAZN(同日22:45配信開始)
- 会場:サンシーロ
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