33年ぶり3回目の悲願のスクデットへ向けて、着実に歩みを進めるナポリ。日本時間19日に敵地で行われたトリノ戦においても、ヴィクター・オシムヘンのドッピエッタ(1試合2得点)などで4-0と圧勝した。
ナポリの指揮官ルチアーノ・スパレッティは、難敵トリノのホームで結果を出した選手たちを称えたほか、今シーズンのセリエA21ゴール目を記録し、得点王争いを独走するナイジェリア代表FWに賛辞を贈った。
「選手たちは素晴らしいハングリー精神を見せてくれた。現状に満足してしまっているのではないかと気がかりで、試合前に選手たちと話をしたが、またしても格が違うことを証明してくれた。ナポリでは、『ハングリーさを持っている者は眠くならない』ということわざがあるが、まさにその通りだ」
「オシムヘンはまるで双頭のドラゴンだ。どんな形でボールを入れても、彼は常にボールをとらえることができる。破壊力抜群だ。彼にしかできないヘディングシュートは、極めて偉大なクオリティを際立たせている」
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絶対的価値を持ったリーダーのディ・ロレンツォやキム
ナポリ指揮官は、チームの得点源となっているオシムヘンやフヴィチャ・クヴァラツヘリアだけでなく、主将のジョヴァンニ・ディ・ロレンツォやキム・ミンジェら守備陣の貢献を評価している。
「ナポリは3点目が最も素晴らしかった。クヴァラのヒールや(マティアス)オリベラの完璧なクロス、それからさらに遡ると、(ジョヴァンニ)ディ・ロレンツォがプレー展開において決定的な仕事をしている。ディ・ロレンツォは、カンピオーネ(王者)として、まるで宇宙人のようなものすごいパフォーマンスを見せていた。ナポリはオシムヘンとクヴァラの2人だけではない」
「守備陣は常に試合の中で貢献し、継続性を見せてくれている。キムのようなアグレッシブさを持っている選手は、簡単に見つけられるものではない。どんな監督であっても重宝するはずだし、常にピッチにいて欲しいと思うものだ。キムのような選手はキャリアでほとんど見たことがない」
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「ディ・ロレンツォは極めて偉大なパーソナリティと気質を持っている。オシムヘンやキム、(アミル)ラフマニらもそうだが、絶対的価値を持ったリーダーとなりつつある。こうした選手たちは、チームに落ち着きと力をもたらしてくれるものだ」
さらにスパレッティは、2位以下に19ポイント以上の差をつけ、独走状態のリーグ戦の戦いに見解を示した。
「ライバルが結果を出していないように感じるかもしれないが、実際は我々が偉業を成し遂げていると言える。追いかける側のせいではなく、ナポリの選手たちの功績だ。ワールドカップによるリーグ戦中断明けに問題が発生するかもしれないと言われていたが、そうなったのはナポリではなく、他のチームだった」
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