代表ウィークから再開を迎えたJ1は、8試合が行われた。
湘南ベルマーレがホームにガンバ大阪を迎えた一戦では、代表帰りのストライカーが衝撃的な活躍を見せた。日本代表の町野修斗が21分に古巣対決の谷晃生に足を止めずにプレッシャーをかけたところから先制点を決めると、38分、40分と立て続けにゴールを奪い、プロ初のハットトリックを達成。ただこの男の勢いは止まらず、その2分後には一度はオフサイドになったゴールがVARによって認められ、前半だけで4点目をマーク。湘南のエースが連敗中のチームに大きな勢いをもたらす。
ただ後半は、開始からイッサム・ジェバリを投入したG大阪が攻勢を強め、65分には、ジェバリの移籍後初得点で一矢報いたが、終了間際のPKは枠に仕留められず、そのままタイムアップ。湘南は開幕戦以来となる今季2勝目を掴み、G大阪はリーグ初白星が今節もお預けとなった。
またリーグで首位に立つヴィッセル神戸は、後半に汰木康也の2得点でリードを広げると、試合終盤には大迫勇也がダメ押しとなる3点目を決めて完勝。シーズン2度目の連勝で首位を堅持している。
その他、名古屋グランパスがアルビレックス新潟に先制を許しながらも後半に、永井謙佑やキャスパー・ユンカーら3ゴールで逆転勝利。昨年度のJ1王者・横浜F・マリノスをホームに迎えたセレッソ大阪は、古巣戦となるレオ・セアラが2ゴールで勝利の立役者に。そして唯一のナイトゲームの北海道コンサドーレ札幌と川崎フロンターレの一戦は、合計7得点が生まれる激しい撃ち合いを最後は川崎Fが瀬川祐輔のゴールで制している。
5試合が行われたJ2では、ヴァンフォーレ甲府と東京ヴェルディがリーグ4連勝で好調をキープしている。
清水エスパルスをホームに迎えた甲府は、清水にボールを握られる時間が続いたが、硬い守備で無失点で耐え凌ぐ。すると82分、長谷川元希のゴールでリードを奪い、このリードを逃げ切って今季初の完封勝利で勝ち点3を手にしている。昇格候補の最有力に挙げられている清水は、今季初の連敗。開幕からの未勝利と苦境が続く。
一方の東京ヴェルディは、ホームで大宮アルディージャと対戦。スコアレスで迎えた65分、左サイドバックの深澤大輝の2試合連続ゴールで先制し、このリードを逃げ切って5試合連続となるシャットアウト。2日にゲームを控えるFC町田ゼルビアを得失点差で上回り、暫定首位に浮上している。
2試合が開催されたJ3では、カターレ富山がFC大阪に競り勝ち、暫定首位に立ち、FC岐阜も今季2勝目を挙げ、3位に浮上している。
3試合が行われたWEリーグは、ノジマステラ神奈川相模原とマイナビ仙台レディースがそれぞれ上位勢を追走する勝ち点3を獲得。一方のサンフレッチェ広島レジーナはジェフユナイテッド市原・千葉レディースとスコアレスドローに終わり、6位に後退している。
■4月1日開催 結果
・J1第6節：
横浜FC 1-1 福岡
新潟 1-3 名古屋
京都 0-3 神戸
鹿島 1-2 広島
湘南 4-1 G大阪
鳥栖 1-0 FC東京
C大阪 2-1 横浜FM
札幌 3-4 川崎F
・J2第7節：
甲府 1-0 清水
仙台 0-1 長崎
秋田 0-1 山口
大分 2-1 磐田
東京V 1-0 大宮
・J3第5節：
FC大阪 0-1 富山
岐阜 3-1 琉球
・WEリーグ第13節：
千葉L 0-0 S広島R
EL埼玉 0-1 マイ仙台
N相模原 2-0 AC長野
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