2023シーズンの明治安田生命Jリーグは、各カテゴリーで熱戦が繰り広げられている。
DAZNのレギュラー番組『Jリーグジャッジリプレイ2023』#7では、SNSで話題となったレフェリングに関する事象をピックアップ。元国際審判員の家本政明氏に加えて、元日本代表FW佐藤寿人氏、同DF水本裕貴氏をゲストに迎え、注目の判定を徹底討論した。
同番組で最初に取り上げたのは、J2リーグ第8節のFC町田ゼルビアvsブラウブリッツ秋田戦における、FW青木翔大(秋田)の超ロングシュートがノーゴール判定になったシーン。家本氏は「もちろんこれに対して思うことはたくさんあったと思います」と前置きしたうえで、「(秋田の選手たちが)レフェリーに可能反応することなく自分たちのプレーに集中した、試合後のクラブの声明(申し入れを行ったものの、審判団の判定を尊重し、審判員や相手チーム・選手への批判や誹謗中傷は行わないよう呼びかけた)は素晴らしかった」と語った。
また、J1リーグ第7節のガンバ大阪vs川崎フロンターレ戦では、DF車屋紳太郎(川崎F)が2枚のイエローカードを受けて退場処分に。60分の警告の場面(2枚目のイエローカード)では、車屋がファウルを犯した後にアドバンテージが適用され、GKチョン・ソンリョンがボールをキャッチした後に笛が吹かれ、車屋に退場が宣告されている。
このシーンについて、試合解説を担当していた桑原学アナウンサーは「アドバンテージ後、レフェリーがプレーを止めてイエローカードを出したことに疑問を感じた」とコメント。視聴者からも「退場すべき選手がいるにも関わらず、アドバンテージを適用した理由が知りたい」といった質問が寄せられた。
佐藤氏、水本氏共に、アドバンテージ適用後のイエローカードの有無については「ほとんどの選手が把握できていない」という意見で一致した。
家本氏は、1枚目のイエローカードについて、相手の大きなチャンスの阻止、いわゆる“SPA(スパ)”と判断されたという見方を示した。一方、「SPAによる反則にアドバンテージが適用された場合はイエローカード対象ではなくなる」という競技規則を紹介。車屋が相手を手で抑え込んだシーンは「アドバンテージが適用されても良かった」と語り、SPAが成立しないという判断もあり得たとした。
対して、2枚目のイエローカードのシーンは家本氏はSPAに認定。ただ、イエローカードは確実だとしたうえで、「勇気をもってプレーを止め、(2枚目の)イエローカードとレッドカードを出すべきだった」と、アドバンテージを適用した判断に疑問を呈した。
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