スペインメディア『Relevo』は12日、バルセロナに所属するポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの現状を分析した。
シーズン前半戦、レヴァンドフスキはコンスタントにゴールを積み重ね、バルセロナの白星獲得に大きく貢献。34歳となった今も衰えないゴールへの嗅覚を示し、現在は2位のカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)に3ゴール差をつけて得点ランキングトップを走っている(17ゴール)。
しかし、昨年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022を境に、レヴァンドフスキを取り巻く状況は大きく変化している。W杯終了後、レヴァンドフスキがラ・リーガでゴールネットを揺らしたのはわずかに4回。2月2日に行われた第17節のベティス戦(1ゴール)、2月20日に行われた第22節のカディス戦(1ゴール)、今月2日に行われた第27節のエルチェ戦(2ゴール)のみとなっている。
『Relevo』によると、レヴァンドフスキ自身もW杯後の自身の不調について、原因がよく理解できていない模様。稀代のゴールゲッターは「たしかに、W杯後に僕はゴールを減らしている。シーズン途中でW杯があるのは選手たちにとって新鮮であり、また複雑なことでもあった」と、イレギュラーなシーズンを過ごしていることが“ゴール日照り”に影響している可能性を示唆している。
また、同メディアは、バルセロナが多数のキーマンを負傷で欠いている現状も、レヴァンドフスキを苦しめる要因になっていると分析した。
「今のバルセロナには、ペドリやデ・ヨングの閃きも、デンベレのスパイスもない。レヴァンドフスキはチームの“発電機”の不足を補うため、より試合に積極的に参加するようになった。ポゼッションを向上させるためにしばしば持ち場を離れているが、それこそ彼がベストな状態でいられない理由の一つだ」
11日に行われた第28節のジローナ戦で無得点に終わったレヴァンドフスキ。チームも0-0とスコアレスドローに終わり、勝ち点3を獲得することができなかった。試合後、バルセロナのチャビ監督は「ラストパスが足りなかった」と反省の弁を述べているが、その「ラストパス」こそレヴァンドフスキが今最も求めているものかもしれない。
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