川崎フロンターレ 対 名古屋グランパスの見どころ
等々力陸上競技場で相対するのは13位の川崎フロンターレと2位の名古屋グランパス。開幕からここまでのチーム状況は対照的であるが、ホームで川崎Fが意地を見せるか、アウェイでも名古屋の勢いが上回るか、楽しみな90分となる。
川崎Fが苦しんでいる。7試合を終え2勝2分3敗で13位に位置。連敗はないが連勝もなく、なかなか浮上のきっかけをつかめていない。その理由の一つに挙げられるのはケガ人の多さ。特にCBは緊急事態続きでジェジエウと山村和也が負傷離脱中に加え、今節は車屋紳太郎が出場停止。厳しいやり繰りを強いられている。今節、第2節からフルタイム出場を続けている大南拓磨の相棒を誰が務めるのか注目だ。
一方で朗報もある。開幕に間に合わなかったレアンドロ・ダミアンが前々節・北海道コンサドーレ札幌戦から戦線に戻ってきており、短い時間ながらピッチに立った。まだ万全な状態ではないだろうが、エースの帰還は頼もしい限りである。堅守を誇る名古屋を崩すためにはこの男の力が必要である。
ホームで未だ勝利がないのも波に乗り切れていない理由の一つとして考えられる。開幕戦で横浜F・マリノスに敗れてからは湘南ベルマーレとセレッソ大阪とはドロー決着。得点も『2』と寂しい数字が並ぶ。4試合目にしてホーム初勝利をつかみ、3年ぶりのリーグ奪還に向けた反撃体制を整えたい。
長谷川健太監督体制2年目となる名古屋は好調だ。4勝2分1敗で勝点14。首位のヴィッセル神戸とは2ポイント差と射程圏内である。
昨季途中から採用する[3-4-3]の完成度は高まっており、3バックを中心とした守備の安定感は抜群。2失点は神戸と並び最少失点である。その堅守をベースに攻撃陣にもタレントがそろっており、3トップを形成するキャスパー・ユンカーと永井謙佑がそろって3ゴールずつとチームをけん引している。
そうなれば、自ずと期待がかかるのは3トップで唯一、ノーゴールが続くマテウス・カストロ。10番を背負うレフティーモンスターに一発が飛び出せば、さらに勢いが生まれるだろう。開幕全試合でスタメン出場を続けておりチーム内の信頼もある。マテウスの左足が火を噴くかどうかが、この試合を含め今後のカギとなりそうだ。
ここ4試合負けなしで2試合はスコアレスドローながらも、もう2試合は3ゴールずつを奪って勝利している。攻撃で川崎Fをねじ伏せ勝点3をつかめれば、それは自信となる。
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