前節を終えて58ポイントを獲得して2位につけ、3シーズンぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場の夢へと前進を続けるラツィオ。マウリツィオ・サッリのチームは日本時間15日、敵地でスペツィア戦へ臨むと、7シーズン連続で2ケタ得点をマークしたチーロ・インモービレのPKなどで3-0と快勝した。
直近のリーグ戦8戦無敗で4連勝を収めたラツィオの指揮官はまず、チームのパフォーマンスを分析した。
「序盤の10分間を除けば、試合の主導権を握り、クオリティを示すことができた。80分間にわたって危険な場面もなかった。上手く試合を方向づけなければ、難しくなっていたはずだが、良い試合だったと言える。ラ・スペツィアでプレーするのは決して簡単ではない。相手はアグレッシブであるうえ、熱狂的なサポーターもいるからね」
「それにピッチが他のスタジアムよりも狭い。3メートル違うということは大きなものだ。また、スタジアムが囲まれていることで、さらに狭く感じる。あらゆるポジションからゴールをとらえることができるように感じる数少ないスタジアムだ。小さなことのようだが、かなりの違いが生まれる。監督の間では、普通に知られている話だ」
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サッリが2年間をかけて作り上げてきたチームは、成熟を迎えつつある。
「ポジティブに感じられた要素は、数カ月前と比較し、このチームが苦しい時間帯に耐える能力を身に着けたように見える点だ。がまんした後に自分たちのプレーを再開できる。これはチームの成熟の兆しといえるだろう」
セリエAも残すところあと8試合。日本時間16日にモンツァとの対戦を控える5位インテルとの差は10ポイントとなっており、来シーズンのUCL出場も現実味が帯びてきた。
「9試合ほど前の順位を見れば、どれほど順位表が変化する可能性があるのか分かるだろう。あの時は厳しい状況だったが、選手たちには『難しいが不可能ではない』と伝えていた。現在は良い状況だが、選手たちには『難しくなる』と言うつもりだ。まだ1試合ずつ前進し、戦っていかなければならない」
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