名古屋グランパス 対 ヴィッセル神戸 の見どころ
J1リーグ開幕から好調を維持してきた3位・名古屋と首位に立つ神戸。大型連休中の祝日となる水曜日に行われる”上位対決”は、今節の注目カードの一つだ。
名古屋は、上位勢との中3日での連戦に臨む。土曜日に行われた横浜F・マリノスとの上位対決となった前節は、前半からマンツーマン気味の守備戦術を機能させて数多くのチャンスを作り出したものの、1-1という痛み分けで決着。名古屋の持ち味でもある良い守備から攻撃という攻守一体のスタイルを表現しながら好ゲームを繰り広げられていただけに、勝ち切りたかったというのが本音だろう。
リーグ戦ではわずか1敗と最も黒星が少ない名古屋は安定して勝ち点を積み重ねられている一方で、直近のリーグ戦は2試合続けてドロー、さらに今季のホームゲームでは、第2節以来勝利がなく、3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続いている。首位チームをホームに迎える今節、その流れを断ち切り、更なる勢いへと変えていきたいところだ。
個人で局面を変えられる選手を前線に揃える名古屋としては、奪ったボールをいかに素早く攻撃に繋げて仕留め切れるかが大きなポイントだ。その中でウイングバックとして個人での突破が光る森下龍矢が2試合連続ゴール中と好調だ。さらにキャスパー・ユンカーや永井謙佑、マテウス・カストロのトリデンテの破壊力はリーグ随一。彼らが失点の少ない神戸の守備を崩す上でカギを握るのは間違いないだろう。
対する神戸は、前々節の横浜FM戦での黒星を引きずることなく、前節は湘南ベルマーレを相手に2-0という盤石の勝利で、首位を堅持。得点ではリーグトップの「21」、失点は名古屋と並んでリーグ最少タイの「6」と攻守の歯車を噛み合わせ、充実した戦いぶりを続けている。
神戸の前線も個人のタレントは充実している。攻撃の起点となる大迫勇也はリーグ2位タイの6ゴールで違いを見せつけており、そこに絡んでくる武藤嘉紀もリーグトップタイの5アシストをマーク。堅守・名古屋の守備を崩していく上で、やはりこの二人がキーマンになるのは間違いない。
また前節は、齊藤未月が湘南からの期限付き移籍ということで出場できなかったが、中盤に強度をもたらす背番号16が戻ってこられるのは神戸の強みを考えた時に大きいのは間違いない。神戸で言えば齊藤と山口蛍、名古屋なら米本拓司と稲垣祥というお互いに強度をもたらせるタイプのボランチを起用し、彼らの活躍によって攻守のバランスが整えられている側面も大きい。その激しい中盤の攻防は、勝敗を左右するポイントの一つになり得るだろう。
神戸が再び連勝を掴み、首位をひた走るか、名古屋がホームで意地を見せ、勝ち点で並ぶか。上位対決の行方に注目したい。
J1リーグ第11節 対戦カード
| 日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
|---|---|---|---|
| 5月3日（水・祝） 14:00 | 北海道コンサドーレ札幌 vs 鹿島アントラーズ | 札幌ド | DAZN |
| 5月3日（水・祝） 14:00 | 京都サンガF.C. vs 川崎フロンターレ | サンガS | DAZN KBS京都(録) |
| 5月3日（水・祝） 14:00 | ガンバ大阪 vs セレッソ大阪 | パナスタ | DAZN NHK大阪 |
| 5月3日（水・祝） 15:00 | 湘南ベルマーレ vs 柏レイソル | レモンS | DAZN |
| 5月3日（水・祝） 15:00 | 名古屋グランパス vs ヴィッセル神戸 | 豊田ス | DAZN メ～テレ |
| 5月3日（水・祝） 15:00 | アビスパ福岡 vs FC東京 | ベススタ | DAZN 福岡放送 |
| 5月3日（水・祝） 15:00 | サガン鳥栖 vs 横浜F・マリノス | 駅スタ | DAZN NHK佐賀 |
| 5月3日（水・祝） 19:00 | 横浜FC vs アルビレックス新潟 | ニッパツ | DAZN NHK BS1 |
| 5月31日（水） 19:30 | 浦和レッズ vs サンフレッチェ広島 | 埼玉 | DAZN |
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