3度目の優勝を目指す浦和は、敵地での重要な一戦に臨んだ。試合は立ち上がりからアル・ヒラルが主導権を握りながら攻撃を展開。迎えた13分には右サイドを攻略され、最後はクロスに反応したFWサレム・アルダウサリにゴールネットを揺らされた。
ただ、この1失点で崩れることなく集中した守備を披露した浦和は、後半に入り53分にポストの跳ね返りを興梠慎三が押し込んで同点弾を奪取。そのまま試合を終え、貴重なアウェイゴールを得て初戦を折り返した。
この試合を振り返り佐藤氏は「やはり準決勝で(アル・ヒラルが)アル・ドゥハイルに7-0で勝ったことが、予想以上に僕らもそうですけど、アル・ヒラル強いなと思い込みすぎた」と分析しつつ、重要な第2戦に向けて自身の思いを明かした。
「実際に勇気を持ってボールを持てればしっかりチャンスも作れていた。セカンドレグはホームの埼玉スタジアムになるので、しっかりボールを持つこと、それを運ぶことをすれば、引き分けだけではなく勝てる相手かなと思います」
内田氏も「ショートカウンターも効いていたし、(酒井)宏樹が前向きで守備していたのも良かった。向こうも低い位置でミスもあった」と勝てる相手であると同調。その上で、キーマンとなる興梠について「慎三さん、コンビネーションというか動き出しがいいですね。落としたあと抜け出すのもいいし、スピードもある」と称賛した。
現役時代ストライカーとして活躍した佐藤氏は、同じく興梠について「この年齢で、この加速力はなかなか見られない」と主張。自身の現役時代に触れ「やはりヨーイドンのスピード、走力は間違いなく落ちていたと思う。自分のイメージしている目標到達地点よりも若干違った」と語り、いまだ加速力の衰えない興梠の凄みを明かした。
二人が称賛した興梠は、セカンドレグでチームを優勝に導くことができるのか。興梠のパフォーマンスに注目だ。
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