2023シーズンの明治安田生命Jリーグは、各地で盛り上がりを見せている。
DAZNのレギュラー番組『Jリーグジャッジリプレイ2023』#11では、SNSで話題となったレフェリングに関する事象をピックアップ。元国際審判員の家本政明氏に加えて、元日本代表FW北嶋秀朗氏、ヴィッセル神戸や水戸ホーリーホックなどでサイドバックとしてプレーした近藤岳登氏をゲストに迎え、注目の判定を徹底討論した。
同番組の冒頭では、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝でアル・ヒラル(サウジアラビア)を2戦合計スコア2-1で破り、ACL史上最多3回目の優勝を成し遂げた浦和レッズに言及。現在、日本フットボールリーグ(JFL)のクリアソン新宿でヘッドコーチを務めている北嶋氏は「特に守備のところで戦術的に整理された戦い方をしていましたね」とコメントし、26歳にしてJリーグの“新人”だったという異色の経歴を持っている近藤氏は「スタジアムが後押しをしていました。すごくパッションを感じた」とスタジアムの雰囲気を絶賛した。
今回、同番組で取り上げたレフェリングに関する事象で注目を詰めたのは、J1リーグ第12節のサンフレッチェ広島vsアビスパ福岡戦。前半11分、パスを受けようとしたサンフレッチェ広島のFW満田誠に対して、アビスパ福岡のDF小田逸稀が後方から激しいタックルを見舞った。谷本涼主審は小田にイエローカードを提示。レッドカードでもおかしくないプレーではあったが、VARの介入はなかった。なお、満田は一度立ち上がってプレーに復帰したものの、21分に途中交代となっている。
小田のプレーについて、近藤氏は「僕は100%レッドだと思います」と語り、「そもそも、小田選手のミスキックから始まっている。普通だったら(タックルに行かずに)止まると思います。感情が高ぶり過ぎていたのかな。これはレッドを出さないと、サッカー界にとっても良くないのでは?」と、自身の見解を示した。
北嶋氏も「100%レッド」と同調。「アタッカーの心理からしても、後ろから来ていることが分かっていてボールと相手の間に体を入れている。そのなかでの後方からのタックル、これはやってはいけないプレーだと思います」と、元FWの目線から満田の心情を慮った。
家本氏の見解も「レッドカード」。また、現場(主審やVAR)がイエローカードという判断に至った点について、次のように解説した。
「現場では、おそらく(小田の)助走距離がそれほどなかったように感じたのでしょう。もう一つは、満田選手が体を寄せるようなシーンがあったので、自ら接触したように現場が感じる可能性があります」
ただ、家本氏は「少なくともVARは入れなかったのかな?とは思います」とコメント。レッドカードになる可能性は、北嶋氏や近藤氏より少し下がる「90%」だとした。
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