8日に行われたセリエA第34節で、ナポリとフィオレンティーナが対戦した。
今シーズン、ナポリは圧倒的な強さでカルチョを席捲してきた。引き分け以上で33年ぶりの優勝が決まるシチュエーションだった5日の第33節・ウディネーゼ戦は、前半を1点ビハインドで折り返したものの、後半にナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンが同点ゴールを決めると1-1で試合を終え、悲願のスクデットを獲得。クラブのレジェンドである元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏が在籍した時以来の快挙を達成した。
そして、優勝決定後に行われたフィオレンティーナ戦では、スクデット獲得を手繰り寄せたエースに相応しい偉大な記録が誕生した。後半も終盤に差し掛かった72分、ナポリはPKを獲得。ペナルティスポットにはオシムヘンが向かった。オシムヘンは後半開始直後の47分にもPKキッカーを任されたが、この時にはフィオレンティーナのイタリア人GKピエトロ・テラッチャーノの好セーブに遭っている。
オシムヘンは二度目のPKを確実に成功させ、ナポリに先制点をもたらした。そして、このゴールはオシムヘンにとって今シーズンのリーグ戦23得点目。ミランなどで活躍し、“リベリアの怪人”と称された元同国代表FWジョージ・ウェア氏が持つアフリカ人としてのセリエAシーズン得点記録を更新した。
試合は、オシムヘンのPK弾が決勝ゴールとなり、ナポリが1-0と完封勝利。本拠地『スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ』に駆けつけたサポーターは、チームの33年ぶりのスクデット獲得とオシムヘンの記録達成を祝った。
試合ハイライト
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