試合は立ち上がりから激しい展開となる。序盤からFC東京が前線からのプレッシャーから攻撃を繰り出していくと、12分にDF長友佑都のクロスボールが流れたところからDF徳元悠平が相手をかわして右足を一閃。鋭いシュートがファーサイドに突き刺さり、ホームのFC東京が先制点を手にした。
これで勢いに乗ったFC東京は、簡単に攻撃の手を緩めない。25分にはFWディエゴ・オリヴェイラのボール奪取からスピードアップ。ペナルティエリア手前まで運び、左の徳元へパスを出すと、先制点を奪った男はゴール前に鋭いクロスを供給し、これを走り込んだFW安部柊斗が滑り込みながら流し込んで大きな追加点を奪った。
ビハインドを追う展開となった川崎Fは、少しずつボールを動かしながらチャンスを伺っていく。37分に決定機を作ると、迎えた39分だった。MF瀬古樹がドリブルで持ち運んだところからFW宮代大聖へ縦パスを送ると、宮代はペナルティエリア内で対峙した相手をうまくいなして右足のシュート。これがゴール右に決まり、1点を返した。このまま前半は終了。FC東京がリードを奪う中、川崎Fも追いつくためにいい形で後半へと入っていった。
ただ、後半の早い時間帯に川崎Fにとって痛恨のミスが起きる。49分、クリアボールを追ったMF脇坂泰斗が足の裏を見せたスライディングでFW仲川輝人にファウル。これがVARの結果、レッドカードの判定となり、数的不利を強いられることとなってしまった。
終盤は数的不利の川崎Fが猛攻を仕掛けるが、FC東京は最後まで集中した守備を披露。GKヤクブ・スウォビィクのビッグセーブもあって、FC東京がそのまま逃げ切り多摩川クラシコの連敗を7でストップ。川崎Fは脇坂の退場もあり苦しい敗戦となった。
■5月12日開催 結果
・J1第13節
FC東京 2-1 川崎F
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