今回も3つの事象をピックアップ。その中で注目されたのが、J1第13節鹿島アントラーズ対名古屋グランパスの12分の場面だ。
鹿島がCKを得ると、MF樋口雄太が蹴ったボールを中央でFW鈴木優磨が頭で合わせてゴールネットを揺らすことに成功した。しかし、ここでVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行うことになった。リプレイで見ると、CKが蹴られる前に鈴木と接触した名古屋のMF稲垣祥が転倒。主審はこの接触を確認し、ゴールを取り消して鹿島のCKで再開するようにジャッジしたが、この判定が妥当だったのかを議論した。
この判定について都並氏は「これはファウル」と主張。鈴木の行った一連の動作に関して「とんでもない技術」としつつも、「見つかってしまったのでファウル」と判定の妥当性を述べた。続いてラモス氏も「どう考えてもファウルですね」と同調し、「ずる賢さを褒めてあげたいけど、ファウルだと思います」と見解を口にした。
二人の意見を聞いた上で、元国際審判員の家本政明氏も「致し方ないですよね」とファウルの妥当性を説明。その上で、審判の位置的に最初の段階でファウルを確認するのは難しいと語った。
ただ、判定をするのが難しいという話に対して都並氏が反応。「この場面は一番ヘディングが強いやつがマークされ、一番そこにボールが行くわけですよ。植田(直通)、関川(郁万)がマンツーマンでマークされて、その間にいる鈴木優磨が何をするかと言われればブロックを狙っているしかないんだから、それを感じてもらわないと困る」と、レフェリー側に対する意見を口にした。
また、家本氏はこの場面がCKで再開することになった判定ついて「インプレーになっていないからFKとしては罰せられない」と説明。VAR判定の結果、得点は認められず、なおかつCKでの再開になった「プロセス・判断は、競技規則に則った適切なものだったと思います。ナイスジャッジだったと思います」と結論づけている。
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