勝ち点「4」差という状況で迎えた東京ヴェルディとFC町田ゼルビアの”東京クラシック”。試合は、東京Vがペースを握っていたものの、前半終了間際のアディショナルタイムに相手のクリアボールをDFチャン・ミンギュがワンタッチで強烈なシュートを放ち、ポストを叩いたこぼれ球をFWエリキが押し込んで町田がリードを奪う。東京Vは後半もペースを握っていたが、MFバスケス・バイロンが2枚目の警告を受けて数的不利となると、最後までリーグ最少失点の町田の堅守を崩せず、上位対決は町田に軍配が上がった。
首位に食らいついていくためにも勝ち点3が欲しかった大分トリニータとV・ファーレン長崎だったが、大分は最後まで攻めの姿勢を崩さなかったが、逆転ゴールを奪えず、1-1のドローで決着し、一方の長崎は、前半と後半に1失点ずつ許して、金沢の敵地で完敗に終わり、リーグ開幕直後以来の連敗となった。
その中で飛ぶ鳥を落とす勢いで昇格圏に浮上してきたのが清水エスパルスだ。前節は、ホームでクラブ新記録となる9得点を挙げ、完全復活を遂げたオレンジ軍団。今節は同県対決の藤枝MYFCを迎えたが、再びゴールラッシュを見せる。3分、FWチアゴ・サンタナのゴールで口火を切ると、14分にはカルリーニョス・ジュニオ、16分には北川航也、27分には北爪健吾と前半だけで4ゴールを奪い、前節同様に早々に勝負を決定づける。そして72分には、カルリーニョス・ジュニオがこの日2点目を仕留め、今節は守備陣もゼロで抑え、秋葉体制無敗の清水が再び連勝をスタートし、プレーオフ圏の5位まで浮上してきた。
ジュビロ磐田も前半と後半の立ち上がりに2ゴールずつを奪い、ザスパクサツ群馬を相手に力の差を見せつけ、4-2で撃破し、今季初の連勝を手にしている。唯一日曜日のカードとなったいわきFCとブラウブリッツ秋田の”東北勢対決”は、途中出場のFW吉田伊吹が値千金の決勝点を決め、秋田が7試合ぶりの無失点でウノゼロで制し、プレーオフ圏に再浮上している。
その他、連敗が続いていた大宮アルディージャが試合終了間際にFW富山貴光のゴールで追いつき、連敗をストップし、中山元気氏新監督の初陣となったレノファ山口FCは、徳島ヴォルティスに2点リードされる状況から追いつく意地を見せ、勝ち点1を手にしている。
■J2リーグ第15節 結果
岡山 1-1 大宮
山口 2-2 徳島
甲府 0-1 千葉
金沢 2-0 長崎
清水 5-0 藤枝
磐田 4-2 群馬
仙台 2-1 山形
東京V 0-1 町田
大分 1-1 熊本
水戸 2-2 栃木
いわき 0-1 秋田
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