17日、各地でJ2が開催された。
ミッドウィーク開催としては異例のデーゲームとなったモンテディオ山形と大分トリニータの一戦は、波乱の展開が待っていた。19分に藤田息吹のゴールで先制した山形が前半アディショナルタイムにもFWチアゴ・アウベスのゴールで2点差で前半を終えると、後半もその勢いは止まらず、65分には横山塁、82分には加藤大樹と途中出場の選手たちのゴールでさらにリードを広げ、最後はこの日2得点の活躍を見せた藤田がゴールラッシュを締めくくり、大量5得点で大分を撃破している。
この結果を受けて昇格圏に浮上したのは、東京ヴェルディだ。栃木SCの敵地に乗り込んだ東京Vは、前半はチャンスを作り切れなかったものの、後半は攻勢を強めて64分にCKのこぼれ球を仕留めたMF稲見哲行のゴールで先制すると、86分にはFW阪野豊史が追加点を決めて勝負あり。FC町田ゼルビアとのダービーに敗れた敗戦を払拭し、2位浮上となる大きな1勝を掴んだ。
一方で首位に立つFC町田ゼルビアは、新体制での初勝利を目指すレノファ山口FCと激突。12分、ミチェル・デュークの今季2点目で先制すると、この日も硬い守備でゴールに鍵をかけ、ボールを握られながらも失点を許さない。そして試合終盤の83分には、MF下田北斗が移籍後初ゴールとなるPKを沈め、強かなゲーム運びで2位との勝ち点差を「7」に広げている。
2試合連続で大勝し、完全復活を印象付けていた清水エスパルスは、ジェフユナイテッド千葉に試合を優位に進めていたが、ゴールをこじ開けられない時間帯が続く。すると87分、ロングスローからこの日35歳の誕生日を迎えたMF米倉恒貴に技ありのバイシュクルシュートを沈られ、秋葉新体制での初黒星を喫している。
また藤枝MYFCとのJリーグでは初の”同県対決”に臨んだジュビロ磐田は、数多くの決定機を作った序盤のチャンスを逃すと、その後は藤枝ペースでゲームは進む。それでも59分にFW渡邉りょうが2枚目の警告を受けて数的優位に立った磐田が、67分にCKをDFリカルド・グラッサが頭で仕留め、このリードを逃げ切って連勝を「3」に伸ばし、プレーオフ圏の6位に浮上している。
その他、”裏天王山”となったいわきFCと大宮アルディージャの一戦は、大宮が先制したものの、いわきがホームで意地を見せ、逆転勝利。連敗をストップしたいわきが最下位から脱出し、大宮が入れ替わる形で最下位に転落する明暗が分かれた。ベガルタ仙台は、ロアッソ熊本の敵地でMF相良竜之介のゴールを逃げ切って、今季初の連勝を掴み、徳島ヴォルティスは、FW森海渡の2ゴールの活躍で初勝利から5試合無敗となる3勝目を手にしている。
■5月17日開催 結果
・J2第16節:
山形 5-0 大分
秋田 0-1 甲府
いわき 2-1 大宮
栃木 0-2 東京V
群馬 2-1 水戸
千葉 1-0 清水
町田 2-0 山口
藤枝 0-1 磐田
徳島 2-0 金沢
長崎 0-0 岡山
熊本 0-1 仙台
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