今季、ここまで5勝4分4敗の8位ながらリーグトップの得点数を誇る札幌。ペトロヴィッチ監督就任6年目を迎え、攻撃時に5トップのように可変して相手ゴールに襲いかかる超攻撃的なミシャ式サッカーは、どのように成り立っているのか。今回は札幌の戦術を紐解いた。
林氏は今季の得点力増加の要因として「個の力だけでなく、組織として理由がある」と説明。札幌が愛用する「3-4-2-1」システムを使う場合、多くのチームが可変して「4-3-3」の形になるが、札幌は「4-1-5」という並びになり、中盤を空洞化させていると表現した。また、そのメリットについては「相手のシステムを分断させようとする」とし、自分たちから分断することで相手に迷いを与えることにつながると分析した。
加えて、攻撃の三大ポイントとして「幅・深さ・ライン間」のタスクを全員がしっかりこなせているとし、特に前線に並ぶ5人の特徴を出せるシステムになっていると語った。現役時代、ペトロヴィッチ監督の下でプレーした佐藤氏は、その中でもビルドアップの際にワンボランチとなる選手が重要であると述べている。
今節の京都戦に向けたキーワードとして林氏は「京都4or5」を挙げ、京都側が「後ろを4枚で行くのか、それとも5枚で5-2-3みたいな形で守るのか」がポイントになると主張。ただ、相手が5バックになったとしても、札幌はCBの選手が高い位置のハーフスペースまで上がりクロスを入れることができていることも同時に説明した。
佐藤氏は札幌の攻略法として高さをポイントに挙げ、京都は前線の高さをうまく利用して相手のウィークを突いていくべきだと口にした。
最終的なスコア予想は「3-1」で札幌の勝利を予想。フライデーナイトの一戦はどんな結果になるのか注目だ。
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