20日、J1の8試合が各地で開催された。
ニッパツ三ツ沢球技場で行われた、横浜FCと川崎フロンターレの神奈川ダービーはホームチームが先行する流れで進んでいった。ボールは相手に握られるも横浜FCは何とか粘り強く戦い、失点を許さずにいると、前半終了間際の44分に喉から手が出るほどほしかった先制点を奪う。エリア内に入り込んで来た井上潮音が左足でシュートを決め、最高の時間で先制に成功した。
1点のリードを得た横浜FCは後半早々にも2点目を奪う。48分、山下諒也が自慢のスピードで相手DFを振り切り、GKの股を抜くシュートを流し込んだ。
2点のビハインドと予想外の展開を強いられた川崎Fは猛攻を仕掛けるが、68分に初の古巣対戦となった瀬古樹が直接FKを決めて1点を返すのがやっと。そのまま逃げ切られ、今季2度目の連敗となってしまった。対してホームでダービーを制した横浜FCは今季初の連勝。最下位脱出を果たした前節に続き、今節もまた1つ順位を上げ16位となった。
また、勝点23で並ぶ“3位対決”となった名古屋グランパスとサンフレッチェ広島のゲームは逆転勝ちで決着が付いた。
立ち上がりに主導権を握ったのは、アウェイの広島。出足の鋭い守備から攻撃につなげていき先制点まで奪う。37分に川村拓夢の直接FKが決まり、ロースコアの展開が予想される中で貴重な1点を手にした。しかし、ホームの名古屋がすぐに追い付く。43分にCKからキャスパー・ユンカーが決め、1-1で前半を折り返した。
追い付いた流れのまま、後半開始直後には名古屋に逆転ゴールが生まれる。森下龍矢の折り返しからキャスパー・ユンカーがこの日2点目となるゴールを決め、今度は一歩先に出た。そうなると、際立つのは名古屋の堅さ。押し込まれる時間が長くなっても集中した守備は最後まで崩れることなく1点のリードを守り抜き、上位直接対決を制した。
そして唯一のナイトゲームとなったガンバ大阪と横浜F・マリノスの一戦は、横浜FMが前半に西村拓真が先制ゴールを決めると、後半に退場者を出し数的不利を強いられたが、79分に永戸勝也が直接FKからブレ球ミドルを叩き込み勝利。首位・ヴィッセル神戸との勝点差を『3』に縮めた。一方でG大阪はホームで泥沼の5連敗。最下位に沈んだままとなった。
その他、5試合連続無失点で5連勝中の鹿島アントラーズは、リーグ記録に並ぶ6試合連続無失点での6連勝を目指したが、ホームでFC東京と1対1の痛み分けに終わり、井原正巳監督の初陣を戦った柏レイソルはホームで首位のヴィッセル神戸に追い付きドロー。さらに、アビスパ福岡と浦和レッズの一戦はスコアレスドローで決着が付かず、サガン鳥栖はアルビレックス新潟に、セレッソ大阪は湘南ベルマーレに勝利した。
なお、1試合が行われたWEリーグ第19節は、日テレ・東京ヴェルディベレーザがノジマステラ神奈川相模原に3-0で勝利。明日、試合を控える三菱重工浦和レッズレディースの今節の優勝を阻止した。
■5月20日開催 結果
・J1第14節
福岡 0-0 浦和
鹿島 1-1 FC東京
湘南 0-2 C大阪
名古屋 2-1 広島
柏 1-1 神戸
横浜FC 2-1 川崎F
鳥栖 2-0 新潟
G大阪 0-2 横浜FM
・WE第19節
東京NB 3-0 N相模原
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