ミラノダービーとなったUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)準決勝でライバルに敗れ、失意の中にある5位ミラン。来シーズンのUCL出場権を確保するためにも、日本時間21日に行われるサンプドリア戦では、公式戦4試合ぶりの勝利を求められることになる。
指揮官のステファノ・ピオリは、因縁の地イスタンブール行きを逃した苦い胸の内を明かしつつ、すでにセリエB降格が決まっているデヤン・スタンコヴィッチのチームとの対戦へ意気込みを示した。
「もっと良いパフォーマンスを見せ、UCL決勝へ行くことを望んでいただけに、強い失望に打ちのめされた。落胆している。UCLは非常に大きな目標であっただけに、失望も大きい。32チームからスタートし、ベスト4までたどり着くことができたわけだが、私のキャリアにおいて、このようなチャンスが再び訪れることを願っている」
「リーグ戦の残りの試合は、全チームにとって大きな価値がある。そして我々は、上位4位以内に入りたい。残りの3試合で勝利を収めるために、ミランらしいプレーをしなければならない。明日へ向けて準備はできている。偉大なチームらしく、反発心を見せなければならない」
「UCLという重要な目標がある。サンプドリアは降格が決まったが、最大の威厳と誇りをもってプレーしており、難しい相手だ。言い訳を用意しているわけではないが、美しいカルチョを見せているチームであり、失うものはほとんどない。相手は情熱と誇りをもってプレーしてくるかもしれない」
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直近の公式戦4試合において、無得点に終わっているミラン。ピオリはチームの課題として、得点力不足を挙げた。
「インテルよりも力が劣る? ゴールを決められないというのが、我々の最大の欠点だ。作り出したチャンスの数と比較すると、得点があまりにも少ない。そこを改善していかなければならない。今シーズンは、全員が全力を尽くしたが、複雑なシーズンだった。我々らしいパフォーマンスが見せられない時期もあった」
「イタリアおよびヨーロッパにおいて、より競争力のあるチームとなれるように、あらゆる評価を行うことになるが、それはシーズン終了後まで先送りするべきだ。いまはUCL出場を決めることの方があまりにも重要だ」
「我々が歩んできた道のりには、失望もあったが、成功の方が多かった。UCL準決勝敗退の失望は大きなものだが、涙はすべて出し切った。前を向いて行かなければならない。これからリーグ戦を上手く終えられるように、決意が求められることになる」
放送・配信予定
- ミラン vs サンプドリア
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年5月21日(日)日本時間3:45
- 実況:北川義隆
- 会場:サンシーロ
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