シーズンの3分の1を終えながらも混戦模様のJ1リーグ。今節も上位チームから下位チームまで激しい戦いを繰り広げた。
注目されたのは、先週にネルシーニョ監督から井原正巳監督へと監督交代を行った柏が首位・神戸に挑んだ一戦だ。
試合は立ち上がりから井原監督の初陣となった柏が、ボールを保持しながら相手のゴールに迫っていく。だが、なかなかチャンスをゴールにつなげられないと、24分にMF武藤嘉紀の折り返しをFW大迫勇也が冷静に流し込み、神戸が先制に成功した。
それでも攻勢を続けることを止めない柏は、積極的な攻撃を披露。後半にはFWフロートを前線に入れることで、より攻撃への比重を高めていった。そして迎えた66分、ビルドアップする神戸に対してFW細谷真大が果敢なプレッシングを見せると、慌てたDF本多勇喜のバックパスがそのままゴールに決まり、オウンゴールで柏が試合を振り出しに戻すことに成功した。
その後も柏は敵陣に攻め立てたが追加点は決めることができず。井原監督新体制のスタートはドローとなった。一方、神戸は連勝が2でストップしている。
引き分けに終わった神戸に近づいたのは横浜FMと名古屋だ。
横浜FMは敵地でガンバ大阪と対戦した。4連敗中と苦しい戦いが続くG大阪に対し、前半からFW西村拓真のヘディングシュートで先制点を奪った横浜FMは、後半に退場者を出して数的不利になるもDF永戸勝也の芸樹的FKで追加点を奪取。そのまま逃げ切り勝利した横浜FMが神戸との勝ち点差を3に縮めた。敗れたG大阪は5連敗となった。
名古屋はホームでサンフレッチェ広島との上位対決。立ち上がりはアウェイの広島に主導権を握られて前半のうちに先制点を許したが、43分にCKからFWキャスパー・ユンカーが決めて1-1で前半を折り返すと、後半開始直後にもDF森下龍矢の折り返しをユンカーが沈めて勝負あり。リードを奪った後、冷静にゲームをコントロールした名古屋が大きな勝ち点3を手にした。
そのほか、横浜FCは川崎フロンターレとの神奈川ダービーを制して今季初の連勝。セレッソ大阪と北海道コンサドーレ札幌が連勝で順位を上げている。
■J1リーグ第14節 結果
札幌 2-1 京都
福岡 0-0 浦和
鹿島 1-1 FC東京
湘南 0-2 C大阪
名古屋 2-1 広島
柏 1-1 神戸
横浜FC 2-1 川崎F
鳥栖 2-0 新潟
G大阪 0-2 横浜FM
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