来シーズンのセリエB降格がすでに決定している最下位のサンプドリアは、日本時間27日、アレッシオ・ディオニージ率いるサッスオーロを迎えてホームでの最終戦に臨んだ。
2-2のドローに終わった一戦は、ジェノヴァで7年半にわたってプレーした40歳のファビオ・クアリャレッラにとって、セリエAのホームでの最終戦となるとみられ、88分、ベンチへと退いた長年の功労者には、マラッシの観客から万雷の拍手が送られた。
今シーズン限りで所属先との契約満了を迎えるため、来シーズンの去就は不透明となっている40歳の元イタリア代表FW。チームメートたちとハグし、涙を流して“セリエAサンプドリア”に別れを告げたものの、新オーナーの意向次第でセリエBでも現役を続行する意欲を見せている。
「この気持ちを言い表せるような言葉を見つけることができない。みんなに別れを告げたのは、僕にとって、セリエAにおけるホームでの最終戦になることは確実だからだ。だが、サンプドリアでのラストゲームではないかもしれない」
「もし新オーナーがクアリャレッラを必要としているのであれば、僕はここにいる。このサンプドリアのみんなを、セリエAへと導きたい。新オーナーがそれを望むのなら、僕は準備ができている。さもなければ、この旅は最高だったと言えるだろう」
「今シーズンは、いろんなことが起きて不運のシーズンだったうえ、ピッチの僕らはひどかったかもしれないが、ファンのみんながブーイングをすることはなかった。長年やって来て、これほどの応援は見たことがない」
「重要なクラブからオファーが舞い込んだこともあったが、僕は、この街、このサポーターと固い絆で結ばれている。今回の別れは、“さらば”ではなく、“また会おう”であるはずだ。自分はまだ、サンプドリアに貢献できると感じている。構想の中心でなくても、その一部でありたい」
ハイライト
関連記事
● 吉田麻也、イタリア人による“日本の常識テスト”に挑戦「好きなんです」と明かしたものは? | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。