今季の欧州サッカーも、間もなく全ての日程が終了となる。各リーグでは続々と王者が決まり、移籍情報などの来季に関する話題も盛んに騒がれている状況だ。
だが、欧州サッカーはまだ一大イベントの開催を残している。11日に迫ったUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝──。トルコのイスタンブールにある『アタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ』で行われる一戦では、マンチェスター・シティとインテルが激突する。
2022-2023シーズン最終回となるDAZNの欧州サッカー専門番組『FOOTBALL FREAKS』#101では、注目のUCL決勝をプレビュー。各リーグのMC陣が試合の結末を徹底討論した。
討論の議題は「インテルが“世界最強”ペップ・シティを倒すには?」。資金力、戦力、指揮官の経験値、全ての面でシティがインテルを上回っているという下馬評が多いなかで、MC陣が“ペップ・シティ攻略法”を考えた。
同番組に出演したジャーナリストの小澤一郎氏は「インテルはブロックを作って、前線で収めてロングカウンターを成立させるという現在のトレンドで決勝まで上がってきた。夢を見せてくれていると思う」と語り、「僕はインテルを応援しますよ」と“ネラッズーロ”を支持した。また、普段小澤氏とラ・リーガを担当している桑原学アナウンサーは「決勝に向けてインテルが何を準備してくるのか」と、イタリアの雄の戦術面に期待した。
セリエA担当であるジャーナリストの細江克弥氏は「現状、シティは100点満点のチーム」と述べたうえで、「インテルは今一番状態が良いですね」と、盤石のシティに対して付け入る隙があることを主張。キーマンとして、足元の技術に長けた元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ、チームの心臓であるイタリア代表MFニコロ・バレッラ、前線でボールを収められるベルギー代表FWロメル・ルカクの名前を挙げた。
また小澤氏は、プレミアリーグ担当であるスポーツライターのベン・メイブリー氏に対して「今季、シティが敵陣に引き込まれてロングフィード一発でやられたことはあったんですか?」と質問。メイブリー氏は「ブレントフォードができましたね」と回答し、「(ブレントフォードの戦い方は)インテルにとって参考になり得る」とした。
最強のペップ・シティが前評判通りにビッグイヤーを掲げるのか、それともインテルの対抗策が実ってカルチョ復権が高らかに宣言されるのか──。今季を締めくくるUCL決勝の戦いに注目だ。
FOOTBALL FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:木曜日(週替わり配信)
- MC:野村明弘、ベン・メイブリー、北川義隆、細江克弥、桑原学、小澤一郎
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