4日、各地でJ1、J2、J3、WEリーグが行われた。
J1は2試合が開催され、エディオンスタジアム広島では、5位のサンフレッチェ広島と14位の京都サンガ対戦した。前半はスコアが動くことなく折り返した展開から一転、後半は目まぐるしい攻防が繰り広げられた。
先手を奪ったのはホームの広島。59分、3試合連続となった茶島雄介がゴール前でこぼれ球を蹴り込み先制に成功した。しかし、アウェイの京都サンガも10分後に追い付く。69分、ゴールキックが流れた来たボールを敵陣で拾った豊川雄太が一人で運びエリア内に侵入。冷静に左足で流し込んだ。それでも広島がすぐに突き放す。61分、左サイド深くでのスローインから野津田岳人がクロス。ファーサイドに流れてきたボールをまたも茶島が押し込んだ。
さらにアディショナルタイム、日本代表に初選出された広島の至宝が圧巻のゴールで試合を決める。川村拓夢が力強いドリブルで中央を運び、冷静にフィニッシュ。勝利を決定付けた。
もう1試合の浦和レッズと鹿島アントラーズの一戦は、真っ赤に染まる埼玉スタジアムが舞台となった。立ち上がりからペースを握ったのはアウェイの鹿島。2トップへの長いボールで前線に起点を作りつつ、ボールを保持する時間を長くし押し込んでいった。しかし、ディエゴ・ピトゥカのミドルシュートやCKの流れから鈴木優磨のシュートが枠を捉えれたが、ゴールを脅かすシーンまでは作れず思うような攻撃は仕掛けられなかった。反対に浦和は我慢の時間が続いたが、前半終盤に入りようやくシュートを打てるようになる。ただ、浦和も決定機までは至らず、スコアレスで折り返した。
後半も手に汗握る展開で推移していく。両チームともに集中力が切れず、1つのミスが失点に直結してしまうような緊張感のある雰囲気であっという間に終盤に突入した。アディショナルタイムには浦和が、t途中出場のホセ・カンテが決定的なヘディングシュートを放つが、GK早川友基のファインセーブにあい、0-0で終了。白熱のゲームは痛み分けとなった。
また、J2も2試合が行われた。東京ヴェルディとベガルタ仙台の一戦は、アウェイの仙台が効率よく得点を重ね、勝利をつかんだ。まずは16分、中島元彦がPKを獲得すると自ら蹴り込み先制。その後は、東京Vに押し込まれる時間が続き、後半に入っても流れは変わらなかったが、同点ゴールは許さず時計の針を進めていくと、67分に遠藤康のCKから菅田真啓が押し込み、貴重な追加点を奪った。このままゲームは終了。東京Vは自動昇格圏内の2位から3位へと転落し、仙台は7位まで浮上した。
もう1試合、大分トリニータとヴァンフォーレ甲府のゲームは接戦となった。勝点1差の両者の対決は5位の大分が主導権を握りゲームを進めていく。その流れのまま先制点は21分に生まれる。高い位置でのパスカットから、伊佐耕平がネットを揺らした。ただ、劣勢だった甲府も盛り返し、31分に同点に追いついた。1-1のまま前半を折り返し、後半も進んでいった試合は74分に決勝点が決まる。CKの混戦から安藤智哉が押し込み、大分が5試合ぶりに勝利。自動昇格圏内の2位へと浮上した。
J3は4試合が開催され、2試合ぶりに勝利したカターレ富山が首位に浮上。3連勝のFC岐阜が10位に順位を上げ、FC大阪も14位に浮上した。
その他、WEリーグは1試合のみの開催でINACK神戸レオネッサが、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに勝利している。
■6月4日開催 結果
・J1第16節
広島 3-1 京都
浦和 0-0 鹿島
・J2第19節
東京V 0-2 仙台
大分 2-1 甲府
・J3第12節
FC大阪 1-0 長野
鳥取 1-2 岐阜
八戸 0-0 宮崎
富山 3-0 讃岐
・WEリーグ第21節
千葉L 0-1 I神戸
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