首位の神戸が台風2号の影響で試合当日に中止が決まったため勝ち点を伸ばせなかった中、2位以下のチームが上位との差を詰める週末となった。
首位の神戸に最も肉薄したのは横浜FMだ。FC東京との一戦は最後まで目が離せない激しい展開に。開始早々にFWアンデルソン・ロペスが決めて最高のスタートを切るも、そこからFC東京が反撃し、34分、44分とFWディエゴ・オリヴェイラの2ゴールで前半のうちに逆転に成功した。
だが、後半は昨季王者の勝負強さが光る。62分にアンデルソン・ロペスの2ゴール目で試合を振り出しに戻すと、ゲーム終盤は相手に退場者が出たこともあり数的優位の中でうまくゲームをコントロール。そして迎えた89分、MF水沼宏太のクロスをMFマルコス・ジュニオールがゴールに流し込み、ついに逆転。そのまま逃げ切った横浜FMがリーグ3連勝を達成し、首位・神戸と勝ち点で並んだ。
一方、3位の名古屋はホームでセレッソ大阪と対戦。こちらは立ち上がり早々にC大阪に失点を喫したが、そこから粘り強く攻撃を展開していくと、21分にMF和泉竜司が巧みなゴールを決めて同点に追いつくことに成功する。そして、このゴールで勢いをつかんだ名古屋は、31分にセットプレーの流れからDF丸山祐市が押し込んで逆転。また、43分にもマテウス・カストロが決め切り、リードを広げて後半に向かった。
後半は堅守・名古屋の強さをピッチ上で発揮。猛攻を仕掛けられても集中した守備で相手の攻撃を跳ね除け続け、3-1のまま試合を締めた。これで3連勝とした名古屋は、首位との勝ち点差を「1」としている。
また、今節最大の打ち合いとなったのは、柏レイソルと北海道コンサドーレ札幌の試合だ。試合は札幌が前半のうちに3点を奪ったものの、後半の立ち上がりにFW細谷真大がゴールを決めて再びイーブンに。69分にはMF金子拓郎のゴールで勝ち越した札幌だったが、後半アディショナルタイムの90+1分、FW武藤雄樹のゴールで土壇場で追いつかれてしまう。
だが、このまま試合が終わるかと思われた90+3分、DF田中駿汰のゴールでまたしても勝ち越した札幌が劇的な形で勝利。両チーム合わせて9発のゴールが生まれた一戦を制した。
その他、京都サンガF.C.に勝利したサンフレッチェ広島が4位に浮上。鹿島アントラーズとスコアレスドローに終わった浦和レッズは一つ順位を下げた。下位争いでは、ガンバ大阪がアビスパ福岡に逆転勝ちで初の連勝を飾り、横浜FCがサガン鳥栖に敗れて最下位に転落している。
■J1リーグ第16節 結果
神戸 中止 川崎F
FC東京 2-3 横浜FM
湘南 2-2 新潟
名古屋 3-1 C大阪
福岡 1-2 G大阪
横浜FC 1-2 鳥栖
柏 4-5 札幌
広島 3-1 京都
浦和 0-0 鹿島
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