ベルギーリーグ1部のシント=トロイデンVVへの移籍が発表された新潟MF伊藤涼太郎の移籍前ラストマッチとなる今週末の新潟対京都の注目カード。佐藤氏が注目選手に挙げたのは、伊藤とホットラインを築くFW谷口海斗だ。
プロ加入当初はホテルマンとしても働いていた谷口は、2018年にいわてグルージャ盛岡でプロキャリアをスタートさせると、2020シーズンにはロアッソ熊本へ移籍。熊本では、34試合に出場し、18ゴールを決め、J3得点王に輝いた。その翌シーズンには当時J2の新潟へステップアップ。初年度から全試合に出場し、チームトップの13得点をマークし、新潟での3シーズン目となる今季は自身初めてJ1に挑んでいる。
ここまで3ゴールをマークするストライカーは、前節、湘南ベルマーレ戦では伊藤のアシストから2得点の活躍を披露。30分に生まれた同点弾の場面では、斜めのランニングでDFラインの背後を突いて伊藤からのラストパスを引き出すと、反転しながら右足で絶妙なトラップから冷静にゴールへと流し込んだ。
この得点シーンを解説した佐藤氏は、「本来なら左足で止めて左足でフィニッシュするのが最短距離だが、右足でのファーストタッチで前を向いた。これが少しでも足元からボールが離れてしまうと、GKに寄せられてしまうが、あそこで右足で止めた判断と技術がゴールを生んだ」と絶賛した。
また現役時代に対戦経験のある橋本氏は、「ウイングでもプレーしていて、結構アシストもしていた。ゴール前で落ち着いていて、相手が困っているのを理解して、しっかりとルックアップできていた」と当時の印象を明かしている。
また、自身初の海外挑戦が決まった伊藤ついて佐藤氏は、「できればシーズン終了まで見たかった。それだけ素晴らしいプレーを見せてくれていた」とコメントしている。
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