今年の3月に配信された『内田篤人のFOOL TIME#122』にゲストとして登場した槙野智章氏が、2018年のロシア大会を終えて日本に帰国した後にメンバー全員での打ち上げの場での中村に関するこんなエピソードを明かしていた。
「中村はもの凄く川島永嗣さんを尊敬している。打ち上げの時もGK3人(川島永嗣、東口順昭、中村航輔)が同じ席にいた。普通ならライバルだからアイツが出ているのが悔しいとかあると思うが、それはなかなかない。その時も中村航輔は永嗣さんがどういうことを言うのかずっとその席で学んでいた。そしたら2次会でめちゃくちゃ泣いていた。それを本人に聞いたらもっと永嗣さんともっと一緒にプレーしたいですって。本当に永嗣さんを尊敬していて、もっと何かを吸収したいという向上心があるやつなんで、これから代表に入っていくのがめちゃくちゃ楽しみです」。
この映像を内田氏と共に見た中村は、「槙野さんの言っていることですから、事実ももちろんありますけど…」と言うと、内田氏は、間髪を入れずに「アイツの言っていることは9割盛っているから。事実はどのくらいなの?」と問われると、中村は、「内容は少し違うけど、号泣していたのは合っている」と明かし、涙を流した真相をこう語った。
「ロシア大会で永嗣さんは批判される対象になった。キーパーは10本中1本でも決められれば責任を問われる。ある程度、誹謗中傷が社会問題にもなっているが、個人の考え方としては誹謗中傷は無くならないと思う。ただ10本中1本のミスでGKを責めないでくれというのも違うと思っている。それは(日本代表の守護神という)責任のあるポジションにいるから仕方がないことかもしれない。ただ、永嗣さんはワールドカップを含めた全ての時間を、(そういった誹謗中傷を)受け入れ続けて、争い続けて、人生を進んできたと思っている。それを側で見ていて、悔しかった。あれだけの人が言われるのが悔しくて泣いていたと思います」。
その真相を聞いた内田氏は思わず、「すごくいい話じゃん」と感心した上で、「槙野、全然違うじゃん。アイツの言うことは信じない方がいいわ」とツッコミを入れ、和やかな空気を作ることも忘れなかった。
再びこの話題に触れた番組のエンディングでは、内田氏から「途中で泣くかと思ったんだけど、永嗣さんの話で」と話を振られた中村は、「いやー、よぎりましたね。永嗣さんがいたら泣いていたかもしれないけど、いたら話してなかったかもしれない」と強調。すると「今度、永嗣さん来るから聞いてみようか」と言い、川島がゲストで登場する回での続編にも注目が集まる。
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