レジェンドのマルディーニ氏らがディレクターの座を電撃退任し、衝撃が走ったミラン。その後、フルラーニCEOとチーフスカウトのモンカーダ氏が来シーズンへ向けてチーム作りを開始しており、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』の15日の報道によれば、「将来性のある若手を獲得し、若いチームを作る」というポリシーを念頭に補強の準備を進めている。
まずウィングの補強には、ラファエウ・レオンと同い年にあたる24歳のMFサムエル・チュクウェゼが候補に挙げられている。移籍金は2000万ユーロ(約31億円)前後とみられるが、モンカーダ氏はすでに選手の代理人とカーザ・ミランで面会し、獲得の可能性を探ったとみられる。
このほか、チェルシーに所属する米国代表MFクリスティアン・プリシッチも案として浮上。さらにここへ来て、候補リストには、アーセナルと契約満了を迎える23歳のFWリース・ネルソンも加わった。
続いてトップ下の補強には、依然として日本代表MF鎌田大地が有力候補に上がる。イタリア紙は「ダイチ・カマダはもはやミラン入りまであと1歩だ」と指摘。「残すは細部のみとなっており、その後、完全にミランの選手になるはずだ」と伝えている。
さらに日本代表MFについて、過去4年間で40ゴールを挙げていることや、代表戦でも得点やアシストをマークしていることを紹介しつつ、「ファンタジスタとしてプレーするが、フランクフルトでもカバーしていたように、左サイドでも価値を示すことができる」と綴った。
なおトップ下では、鎌田のほか、アトランタ・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWティアゴ・アルマダやU-20イタリア代表で主役級の活躍を見せたエンポリMFトンマーゾ・バルダンツィがリスト入りしているとみられる。ただ、後者を巡っては、「イタリアの半数のクラブが欲しがっており、オークションになる見込み」だと伝えている。
最後にセンターフォワードの補強については、リリアン・テュラム氏の息子でボルシアMGを退団するFWマルクス・テュラムが有力。指揮官のステファノ・ピオリと同じパルマ生まれであることも注目されている。
ただ、資金潤沢なパリ・サンジェルマン(PSG)も獲得に乗り出しており、年俸700万ユーロ(約11億円)を提示する見込みである一方、ミランは懐事情から500万ユーロ(約7.7億円)を上回る条件は提示できない見込みだ。また、直近の3年間で80ゴールをマークしているポルトのイラン代表FWメフディ・タレミの名前も浮上したと報じられている。
関連記事
● 約束通りミランをスクデットへ導いた40歳イブラヒモヴィッチ「当時は笑われたが最高の満足感」
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。