25日、各地でJ1、J2が行われた。
J1で日曜開催唯一のカードとなったのがアビスパ福岡とヴィッセル神戸の一戦は、神戸が決定力で違いを見せた。
前半は福岡ペースで試合は進んだが、先制したのは神戸。22分、福岡のバックパスがFW大迫勇也の下へ溢れると、右サイドを駆け上がってきたFW武藤嘉紀に展開し、ペナルティエリア内で再びリターンを受けた大迫がゴールに沈め、神戸がワンチャンスを仕留めた。
先制を許した福岡は、その後もMF井手口陽介が積極的にミドルシュートを狙うなど攻勢を強め、そして前半終了間際には、DF湯澤聖人のヒールパスがFWウェリントンまで繋がって絶好の機会を迎えたが、このシュートは枠を捉えず、チャンスを活かすことができない。
後半は神戸の勝負強さが際立つ展開となった。60分、相手のパスミスを奪ったところからMF佐々木大樹のクロスをMF山口蛍が落とし、このボールを受けた武藤が左足を振り抜いて勝利を大きく手繰り寄せる追加点を奪う。
そして試合終盤の87分、大迫の抜群のボールキープからピッチに入ったばかりのMF飯野七聖へ展開し、右サイドから精度の高いクロスをファーサイドから飛び込んできた武藤がこの日2ゴール目を仕留めて、ダメ押しとなる3点目を奪い、勝負あり。
福岡がシュート数では上回ったものの、武藤の2ゴール1アシストと全得点に絡む活躍もあって確実にチャンスをゴールに繋げた神戸が決定力で差を示し、勝ち点3を手にしている。
3試合が行われたJ2では、ジュビロ磐田が唯一の勝者となった。
ロアッソ熊本の敵地に乗り込んだ磐田が幸先良いスタートを切る。4分、流れるようなパスワークで右サイドを崩し、MF上原力也のクロスをMF金子翔太がトラップ。このボールをMFドゥドゥが枠に蹴り込んで先制すると、その4分後にはMF鈴木雄斗のクロスをMF山田大記がダイレクトボレー。このシュートがサイドネットに決まり、立ち上がりに2点のリードを奪った。
その後は熊本にボールを握られ、我慢の時間が続いた磐田だったが、自陣にコンパクトなブロックを構えながらゴール前を固める守備を継続し、前半早々の2点のリードを無失点で逃げ切った磐田が連勝を「3」に伸ばし、5位に浮上している。
その他、ベガルタ仙台と徳島ヴォルティスの一戦は、仙台がFWホ・ヨンジュンのゴールで前半をリードで折り返したが、徳島も後半にMF杉本太郎のゴールで追いつき、ドローで決着。ザスパクサツ群馬と清水エスパルスの一戦も、10分に群馬が左サイドで粘ってクロスを上げたところをDFの前で触ったFW北川柊斗のゴールで幸先良いスタートを切るが、26分にはFW北川航也のゴールで追いつき、清水が試合を振り出しに戻す。試合終盤には途中出場のFWチアゴ・サンタナやFWオ・セフンに絶好のチャンスが訪れたが、どちらも古巣対決のGK櫛引政敏が立ち塞がり、そのままスコアは動かず、勝ち点1を分け合っている。
■6月25日開催 結果
・J1第18節:
福岡 0-3 神戸
・J1第22節:
仙台 1-1 徳島
熊本 0-2 磐田
群馬 1-1 清水
関連記事
●U17ワールドカップの出場権獲得なるか。大一番となる準々決勝で日本はオーストラリアと激突 | AFC U17アジアカップ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?