2023-2024シーズンのラ・リーガ担当審判員から外れたマテウ・ラオス主審に対し、サウジ・プロフェッショナルリーグ(サウジアラビア1部)が招聘を検討している模様だ。28日、スペインメディア『Relevo』が報じている。
現在46歳のラオス主審は、スペインサッカー連盟(RFEF)が26日に発表した2023-2024シーズンのラ・リーガ担当審判員から外れていた。これまでにラ・リーガで287もの試合を裁いてきたラオス主審は、カード乱発や試合のコントロールを失うシーンなどから“名物審判”として世界中に認知されてきた。
だが、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022の準々決勝・オランダ代表vsアルゼンチン代表戦で主審を務めた際に、チームスタッフを含めて計18枚ものイエローカードを提示したことで、ラオス主審は批判の対象に。選手同士が入り乱れてエキサイトした後半終盤の場面では、状況をコントロールできない様子も見て取れた。
『Relevo』によると、ラ・リーガの舞台から姿を消すことになったラオス主審に対し、サウジ・プロフェッショナルリーグが招聘を検討している模様。ラオス主審は過去にも同リーグで試合を裁いた経験があり、2018-2019シーズンと2019-2020シーズン、そして今年3月にもレフェリングを経験している。
なお、『Relevo』はラオス主審がリーグ側から「ピッチで主審を続けるだけでなく、サウジアラビアの審判員を指導するという魅力的なオファーを受けている」と指摘している。
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをはじめとするスター選手を、大金をかけて獲得し続けているサウジ・プロフェッショナルリーグ。ターゲットになっているのは選手に限らないようだ。
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