横浜F・マリノス 対 湘南ベルマーレ の見どころ
7月最初の日曜日の夜、日産スタジアムでは神奈川ダービーが実現する。現在5連勝中で首位を走る横浜F・マリノスと12戦勝ちなしで最下位に沈む湘南ベルマーレが激突。置かれている状況は順位表の一番上と一番下と大きな差があるが、それぞれの目標達成に向け勝点3が必要であることは変わらない。意地とプライドがぶつかり合うダービーマッチの火ぶたが切って落とされる。
横浜FMは前半戦を11勝3分3敗の成績で折り返すと、後半戦初戦となった前節・サンフレッチェ広島戦もエウベルのゴールを守り抜き勝利。第14節・ガンバ大阪戦から続く連勝を5に伸ばした。2位ヴィッセル神戸の消化試合数が1試合少なく暫定での順位になってしまうが、それでも首位をキープしている。
チーム全体の様子を見ても安定感は抜群。第16節・FC東京戦(3〇2)と第17節・柏レイソル戦(4〇3)では複数失点が続いていたが、広島戦では3試合ぶりの無失点で今季5度目の完封勝利を飾った。
ホームに戻ってきて戦う今節は、現在の湘南のチーム状況を考えると主導権を握ってゲームを進められる時間が多いはず。得点ランキングトップのアンデルソン・ロペスや2試合連発中のエウベルなど攻撃陣は好調なだけに試合展開によっては大量得点も期待できそうだ。まずは先制点を奪い、ゲームを完全に支配してしまいたい。
湘南は、ちょうど3ヶ月間勝利から見放されてしまっている。
4月1日の第7節・ガンバ大阪戦で勝利し、その後はFC東京、横浜FM、名古屋グランパスに引き分けていたが、第10節から第15節まで5連敗を喫すると、1回の引き分けを挟み、現在3連敗中。前節・浦和レッズ戦も1-4と大敗と長く暗いトンネルの中に迷い込んでしまっている状態だ。
とにかく課題として挙げられるのが失点の多さであり、あっさりとした失点が目立つ。守備組織の修正というよりは、一人ひとりがゴール前で体を張る、投げ出す意識の再徹底が大事になるだろう。いまのチーム状況を考えると、先制点を与えてしまうと難しくなってしまうだけにGKソン・ボムグンを中心になるべく無失点の時間を長くし、横浜FMが焦れるのを待ちたいところである。
現状が厳しいことは間違いないが、宿敵とのダービーは流れを変える絶好のチャンスでもある。ここで首位を叩き、次節に控える柏との直接対決につなげたい。
J1リーグ第19節 日程
日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
---|---|---|---|
6月30日(金) 19:00 | セレッソ大阪 vs アビスパ福岡 | ヨドコウ | DAZN |
7月1日(土) 18:00 | 鹿島アントラーズ vs 京都サンガF.C. | カシマ | DAZN |
7月1日(土) 18:00 | アルビレックス新潟 vs サンフレッチェ広島 | デンカS | DAZN |
7月1日(土) 18:00 | 名古屋グランパス vs 川崎フロンターレ | 豊田ス | DAZN |
7月1日(土) 18:30 | 横浜FC vs ガンバ大阪 | ニッパツ | DAZN |
7月1日(土) 19:00 | FC東京 vs 柏レイソル | 味スタ | DAZN |
7月1日(土) 19:00 | ヴィッセル神戸 vs 北海道コンサドーレ札幌 | ノエスタ | DAZN サンテレビ |
7月1日(土) 19:00 | サガン鳥栖 vs 浦和レッズ | 駅スタ | DAZN NHK BS1 |
7月2日(日) 19:00 | 横浜F・マリノス vs 湘南ベルマーレ | 日産ス | DAZN |
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