昨シーズン、ルチアーノ・スパレッティ指揮下の守備の要として大活躍を見せたキム・ミンジェのバイエルン・ミュンヘン移籍が迫る中、ナポリは「キムの後釜探し」に乗り出している。
イタリアメディア『Sport Mediaset』は30日、「(ジョルジョ)スカルヴィーニとイタクラがポールポジションに」と綴り、アタランタの19歳の逸材とともに、ボルシアMGに所属する板倉滉が有力候補であると報道。「どちらが選ばれるにせよ、ナポリのスクデット獲得の秘訣の1つであった”韓国の壁”の退団を嘆かせないという難しい任務になる」と述べた。
将来性のあるスカルヴィーニは、ナポリの「お気に入り」とみられるが、移籍金は4000万ユーロ(約63億円)を下らず高額であるうえ、「争奪戦は激しい」。そんな中、先月29日、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長とアタランタ会長との間で話し合いが行われた。
キムの売却により、5000万ユーロ(約79億円)を手にするナポリが「評価額にしり込みすることはないが、収支のバランスに影響を与えないよう、買い取り義務付きのレンタルによる支払いを好むはずだ」とみられる。
一方で、もう1人の候補である板倉の獲得を目指す背景について言及。「ADL(ナポリ会長)は東アジアでナポリブランドを拡大するために、日出ずる国の選手を獲得する意図を隠しておらず、技術面だけでなく、商業的な理由による選択」であると指摘した。アタランタDFと比較すると「よりローコストであり、1400万ユーロ(約22億円)でドイツのクラブを離れる可能性がある」との見方を示した。
シュトゥットガルトDF伊藤洋輝も候補に?
また、地元メディア『Ottopagine』も「ナポリがキムの後継者探しに…日本人選手のイタクラを気に入っている」との見出しをつけて報道。「デ・ラウレンティスは東洋からもう1人のDFを獲得することを望んでいる」と述べ、板倉を本命候補として伝えている。「ヒントをたどると、ボルシアMGの26歳コウ・イタクラへつながる。移籍金もそれほど高くない」と強調した。
さらにカンパーニア州の地元メディアは、ナポリの獲得候補として、シュトゥットガルトの日本代表DF伊藤洋輝の名前も挙げた。だが「左サイドバックでプレーしていることが多く、やや本命から外れる」とも分析。「ナポリは純粋なセンターバックに関心を抱いている」と付け加えた。
(C)Getty Images
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