2週間の代表ウィークを終え、J1リーグは後半戦へと突入した。
首位を走る横浜F・マリノスは、日産スタジアムで湘南ベルマーレとの神奈川ダービーに挑んだ。試合は立ち上がりから横浜FMが猛攻を仕掛ける。6分にDF松原健の強烈ミドルで先制すると、10分には相手のビルドアップのミスを突いたところから最後はFWアンデルソン・ロペスが追加点を奪取。早々に2点のリードを広げることに成功した。
その後、湘南に押し返される場面もあったが、集中した守備で無失点のまま後半に折り返すと、51分にアンデルソン・ロペスがこの日2点目となるヘディングシュートを決めて試合の大勢を決めることになった。終盤はこの試合が移籍前最後のゲームとなったFW町野修斗がPKで1点を返すが、その2分後に途中出場のFW植中朝日がこぼれ球を押し込んで横浜FMが突き放しに成功。4-1で勝利した横浜FMが、最下位の湘南を圧倒して神奈川ダービーを制した。
今週末のゲームで大きな注目を集めたのは、MFアンドレス・イニエスタのラストゲームとなったヴィッセル神戸と北海道コンサドーレ札幌の一戦だ。先に試合の主導権を握ったのは札幌だった。25分、MF金子拓郎のクロスを一度はGKが弾いたものの、こぼれ球をMFスパチョークが沈めて先手を奪った。
後半からFW大迫勇也を投入し、攻勢を強めた神戸だったが、札幌のゴールをこじ開けられない時間が続く。先発メンバーに名を連ね、攻撃では随所に違いを見せていたイニエスタは51分までのプレーとなった。ただ、イニエスタのラストゲームで負けるわけにはいかない神戸は、85分にCKからDFマテウス・トゥーレルが頭で叩き込み、意地の同点ゴール。そのまま試合は終わり、互いに勝ち点1を分け合う形となった。
また、上位との差を縮めているのは浦和レッズだ。サガン鳥栖と対戦した一戦は、開始早々に先制される苦しい展開となりながらも、11分にはFWホセ・カンテのゴールで試合を振り出しに。そして、38分には相手の隙を見逃さなかった岩尾憲がハーフウェーライン付近からのロングシュートを沈めて逆転に成功した。
後半は得点こそ生まれなかったが、最後まで相手の攻撃を封じ、2-1のまま試合は終了。上位をしっかりと追っている。
その他、名古屋グランパスがFWキャスパー・ユンカーとMF和泉竜司のゴールで川崎フロンターレを下して2位に浮上。ピーター・クラモフスキー監督が就任したばかりのFC東京は、FWディエゴ・オリヴェイラのゴールで連勝を飾っている。
■J1リーグ第19 結果
C大阪 0-1 福岡
鹿島 0-0 京都
新潟 2-0 広島
名古屋 2-0 川崎F
横浜FC 0-0 G大阪
FC東京 1-0 柏
神戸 1-1 札幌
鳥栖 1-2 浦和
横浜FM 4-1 湘南
関連記事
● 【動画】”やべっち”がイニエスタのラストマッチを現地取材。大迫や酒井にイニエスタへの思いを直撃 | やべっちスタジアム
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?