ブッフォンは2021年の夏、長年にわたって所属したユヴェントスを退団すると、かつて自身のキャリアをスタートしたセリエBのパルマに20年ぶりに復帰。直近の2シーズンを古巣で過ごし、セリエA復帰を目指して戦ってきた。
だが、近年、度重なるフィジカルトラブルに見舞われ、自身が思い描くようなキャリアを過ごせずにいたブッフォン。そんな中、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、45歳の元イタリア代表のレジェンドが、今夏に現役生活に終止符を打つことを真剣に検討していると伝えている。
所属先のパルマとは来年6月末までの契約を結んでおり、このまま1シーズン、プレーを続けることも可能だ。さらにブッフォンなら、中東やMLSからオファーが舞い込む可能性もあるが、「彼の将来にサウジアラビアはない。米国での経験という仮説もない」とみられる。
イタリア紙は、「ジジは単純に、カルチョのピッチから離れ、より家族や友人らのそばで過ごすという別の人生を送る時がやって来たと理解した」と伝えている。最終決断はまだだが、今後、数日間であらゆる細部を踏まえて検討を行うとみられる。
なお、ブッフォンはパルマのカイル・クロース会長と良好な関係を築いていることから、期限より1年早く契約を解除することに問題はない。そのうえで、クロース会長がブッフォンに対し、クラブ内のメインの役職をオファーする可能性もある。
かつては史上最強GKと謳われ、2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)を制覇するなど華麗なるキャリアを築いたブッフォン。昨シーズンはパルマで公式戦19試合に出場、5度のクリーンシートを記録したが、年齢を重ねるにつれて度重なるフィジカルトラブルからの回復も以前のようには進まなくなった。
そんな中、「キャリアを汚すかもしれない見合わないプレーを見せるべきではない」などの懸念から、「引退へと傾いている」ようだ。
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