近年、ズラタン・イブラヒモヴィッチやオリヴィエ・ジルーら勝者のメンタリティを持つベテランFWを獲得して成功を収めたミラン。今夏も「パフォーマンスが保証された9番の選手」の獲得を目指しており、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』はアルバロ・モラタに年俸500万ユーロ(約7.8億円)の4年契約を提示し、「ますます接近している」と報じている。
モラタは「得点王争いで上位につけるようなストライカーではないが、常に年間10~15ゴールを保証してきた」選手であり、「チームプレーができ、攻撃のレジスタを担え、イタリアが大好き」であることも、元ユヴェントスFWのセリエA復帰を後押しする要因となる。
所属先のアトレティコとは、年俸650万ユーロ(約10億円)の契約を結ぶモラタ。だが、かつて妻と知り合った地でもあるミラノ行きのために、ミランが提示した500万ユーロに削減する用意もあるという。さらにイタリア国内の税制優遇の対象となるため、ミランは税金の支払い額が半額に節約できる。
モラタがスペインのクラブと合意したとみられる新契約には、2000万ユーロ(約31億円)での契約解除条項が組み込まれているが、移籍金の大幅値下げのオプションもあり、1200万ユーロ(約19億円)前後で獲得できる可能性がある。スペイン代表FWを巡っては、古巣のユヴェントスもドゥシャン・ヴラホヴィッチを放出した場合の後釜として獲得を検討する中、ミランは先手を打ちたい構えだ。
また、ミランはモラタの代替候補として、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカにも関心を寄せており、所属先のウェストハムに対してトレードを提案したとみられる。だが、トレード候補に上がるFWディヴォック・オリギはミラン残留を希望していることから、移籍話は難航している。
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