セリエA2連覇へ向けて新たなシーズンをスタートさせようとしている王者ナポリ。今月14日にイタリア北部ディマーロで恒例の合宿が控える中、エースのFWヴィクター・オシムヘンとの契約延長や、バイエルン・ミュンヘンへ移籍するDFキム・ミンジェの代役探しに勤しんでいる。
アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が今夏、日本人選手の獲得の意向を示していたこともあり、韓国代表DFの後釜を巡っては、日本代表DF板倉滉が有力候補の1人とされてきた。だが、地元紙『Corriere del Mezzogiorno』は5日、ナポリがウォルヴァーハンプトンの大型DFマクシミリアン・キルマンの獲得を「優先」させていると伝えている。
ナポリは現在、選手の代理人との合意を目指して取り組みを行う一方、イングランドのクラブに対して移籍金4000万ユーロ(約62億円)の値下げを掛け合っているとみられる。『Corriere dello Sport』によれば、ナポリ側がDFとして異例の3500万ユーロ(約55億円)のオファーを提示したとの情報もある。
だが、ウルヴズは主力のセンターバックだったDFネイサン・コリンズをすでにブレンドフォードへ売却したばかりとあり、交渉は簡単とは言えない状況だ。選手の慰留を目指して2026年に満了を迎える契約の延長の準備も進めている。
さらにナポリは、レアル・ソシエダで久保建英の同僚のDFロビン・ル・ノルマンも補強候補としている。だが、スペインのクラブは契約解除条項に設定された違約金5000万ユーロ(約78億円)から一歩も譲らない姿勢を見せており、獲得には、高額な移籍金を要することになる。
そんな中、ナポリの地元紙は、「ボルシアMGの日本人選手イタクラがキルマンの代替候補になるかもしれない」とウルヴズと交渉で折り合いがつかなかった場合、板倉がプランBとなる可能性を指摘。「評価額は2000万ユーロ(約31億円)程度」とあり、金銭面でラ・レアルDFよりもナポリの獲得要件を満たしていることを示唆した。
なお、キムの後釜候補を巡っては、これまでに板倉らのほか、シュトゥットガルトのDF伊藤洋輝やDFコンスタンティノス・マヴロパノス、アタランタの19歳の逸材DFジョルジョ・スカルヴィーニ、ランスのDFケヴィン・ダンソ、リーズのDFロビン・コッホらの名前も報じられてきた。
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