アトレティコ・マドリードに所属するポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの「バルセロナ移籍希望発言」によって、引き続き余波が広がっている模様だ。
19日、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が、自身のTwitterでJ・フェリックスの去就に関するツイートを行った。ロマーノ氏の取材を受けたJ・フェリックスは「バルセロナは常に僕の第一希望だったし、入団したいと思っている」と発言。「もし(移籍が)実現すれば、僕にとって夢が叶ったことになる」と、自らバルセロナにラブコールを送った。
これに対し、J・フェリックスの現所属クラブであるアトレティコ・マドリードは激怒。19日にスペイン紙『マルカ』が伝えたところによると、クラブ首脳陣は「彼は敬意を欠いている」といった言葉を口にしているという。
そして、J・フェリックスに怒りの感情を持ったのは、クラブ首脳陣だけではない模様だ。スペインメディア『Relevo』は19日、アトレティコ・マドリードの本拠地『シビタス・メトロポリターノ』の近くに設置されているJ・フェリックスの名前入りプレートが何者かによって破壊されたことを伝えた。
同メディアによると、プレートには大きな「×」印がつけられており、様々な侮辱の言葉も書きなぐられているようだ。これらの破壊行為は、J・フェリックスのバルセロナ移籍希望発言の数時間後に起こったという。
J・フェリックスから“心のクラブ”に指名されたバルセロナだが、近年苦しんでいる財政難からいまだ抜け出すことができておらず、選手登録の遅延が続いている状態だ。J・フェリックスを迎え入れるには、余剰戦力の放出を行うことが大前提。そもそも、12日にバルセロナのジョアン・ラポルタ会長が「右SBと2人のMFが欠けている」と語った補強ポイントにJ・フェリックスは合致せず、移籍実現の可能性は不透明だ。
関連記事
● 【移籍情報】バルセロナ、ブスケツ後釜としてオリオル・ロメウ確保! 残る獲得目標はインサイドハーフと右サイドバック | ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。