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【インタビュー】「夢を見ない者に未来はない。だからアタランタは夢を見続ける」8年目のガスペリーニが語るラ・デアと20歳ホイルンドら原石たち | セリエA【PR】

FRANCESCO FONTANA
【インタビュー】「夢を見ない者に未来はない。だからアタランタは夢を見続ける」8年目のガスペリーニが語るラ・デアと20歳ホイルンドら原石たち | セリエA【PR】DAZN
【欧州・海外サッカーニュース】『DAZN(ダゾーン)・イタリア』のフランチェスコ・フォンターナ記者がアタランタの合宿先を訪れ、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督や主将のラファエル・トロイらにインタビューを行った。

「夢を見ない者に未来はない」。ちょうど1年前、ベルガモ県北部のアルプス近くの町クルゾーネにて、こう語ったガスペリーニ。アタランタの指揮官は、今年もラ・デア(女神の意味でアタランタの愛称)の“ホーム”であり、アントニオ・ペルカッシ会長の故郷であるクルゾーネでプレシーズンをスタートさせた。

あれから12カ月が経過したが、ガスペリーニは改めて自身の哲学に触れると「我々は絶対に夢を見続けなければならない。ファンの夢を叶えられるように可能な限りを尽くすつもりだ」と強調した。日焼けしてバカンスから戻ったアタランタ指揮官は、午前練習で選手たちとともにランニングを終えたばかりでやや疲労も見えるが、新シーズンの開幕へ気力はみなぎっている。

カスティオーネ・デラ・プレゾラーナのホテルで我々を出迎えてくれたラ・デアの指揮官は、昨シーズンの成績に胸を張る。「リーグ戦5位は素晴らしい結果だった。だから昨シーズンの夢は実現できたと言えるね」と語り、またしても“夢”に触れたガスペリーニ。彼は監督に就任した2016年から長きにわたってラ・デアやベルガモの街とともに夢を追い続けている。

「共に戦い始めて8年目のシーズンになるが、物語はまだ続く。オーナーとは常に特別な関係を築いてきたうえ、ベルガモでは何一つ不自由することがない。みんなに飽きられるまでここに残ってファンを喜ばせたい」

ガスペリーニが見つけた原石たち

昨シーズン、アタランタで20歳のデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドが台頭。マンチェスター・ユナイテッドなど欧州のビッグクラブから熱い眼差しを受ける。

「彼はもう1年、我々の元にいた方が良い。大きな成長の可能性を秘めていて、彼のポテンシャルは誰の目にも明らかだ。ヨーロッパ最強FWの1人となれるすべてを兼ね備えている」と語ったガスペリーニ。アタランタ指揮官は、デンマークの宝石が自身の手元にとどまることを願っているが、“ラス”は、監督が好んで使う言葉で表現すれば”ラ・デアのペピータ(原石)”なのだから、当然のことだろう。

GasperiniGetty Images

ガスペリーニはこれまでも、数々の“ペピータ”を掘り出してきたが、中でも最高峰の逸材とされるのが、19歳のDFジョルジョ・スカルヴィーニだ。

アタランタ指揮官は「彼はもちろんペピータだ」と認める一方、「もっと年上の選手たちだって原石であることに変わりない。例えば(ラファエル)トロイや(マルテン)デ・ローン、(マリオ)パシャリッチなどね。我々にとって歴史に残る選手たちだよ」と語り、30歳前後のベテラン選手たちへの賛辞も忘れなかった。

今夏、レンタル先のクレモネーゼから戻った2000年生まれの23歳GKマルコ・カルネセッキもガスペリーニの“ペピータの1人”と言えるだろう。65歳の指揮官は「アタランタで正GKになれるかどうかの評価をするつもりだ。だが(フアン)ムッソのことを忘れたわけではない。彼は不運なシーズンを過ごしたが、絶対的価値のあるGKであることは変わらない」と述べた。

アタランタの付加価値…主将トロイ

アタランタにおける付加価値と言えば、主将のラファエル・トロイだろう。2015年からアタランタで活躍するリーダーは、「アタランタで9年目を迎えることを光栄に思うし、幸せだ。チームにとって素晴らしいシーズンになることを願っている」と新シーズンに期待を寄せる。

ラファもまた、ガスペリーニと同様にラ・デアでの将来を思い描いている。「僕1人で決められることではないが、当然、このチームカラーを身にまとってキャリアを終えたいと思う」と明かしたブラジル出身DF。彼には、この黒と青のユニフォームに袖を通し、腕章を巻いて達成したい夢がある。

「僕はイタリア代表としてEURO2020で優勝した。アタランタでは、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)やヨーロッパリーグ(UEL)でプレーすることができたが、今度はタイトルを獲得したいと思う」と意気込んだ。

Rafael Toloi, Atalanta, DAZN Italia

23歳の新戦力バッカー

23歳のオランダ人DFミッチェル・バッカーは、今夏にレヴァークーゼンから加入した新顔だ。「僕のメンタリティでチームに貢献できるようにしたい」と新天地での冒険に意欲を見せる。「他のクラブも僕のことを獲得しようとしていたが、アタランタとは、すぐに特別なフィーリングが生まれたんだ。それが僕の選択の理由だ」と明かした。

移籍金1000万ユーロ(約16億円)でベルガモにやって来たバッカーはドイツでプレーする以前、パリ・サンジェルマン(PSG)で2シーズンを過ごし、若くしてリーグアン制覇や2度のクープ・ドゥ・フランス優勝を経験し、クープ・ドゥ・ラ・リーグやトロフェ・デ・シャンピオンのタイトルも獲得した。下部組織から所属したオランダの古豪アヤックスでは、エールディヴィジやカップ戦を制した。

Mitchel Bakker con la maglia del LeverkusenGetty

一方、32歳のトロイは、そんなガスペリーニのリズムが身についている。「確かに慣れてはいるが、夕食を終えたらすぐに寝る。疲労は感じるよ」と明かした。

これがガスペリーニ率いるアタランタの通常運転だ。夏のプレシーズンは走り、大いに汗を流す。この準備を行うことで、セリエAやコッパ・イタリア、UELと参加するすべての大会において最後まで勝ち残ることができるはずだ。

果たして優勝カップを掲げるというトロイの夢は、現実のものになるのだろうか。夢を見ることがすべてだ。ガスプの言葉通り「夢を見ない者に未来はない。だからアタランタは夢を見続ける」のだ。

文・フランチェスコ・フォンターナ/『ダゾーン・イタリア』のフィールドプロデューサー、イタリア人ジャーナリスト

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