23日、各地でJ2、J3が開催された。
3試合が行われたJ2では、昇格争いの激しさが増す結果となった。
8試合負けなしの2位・ジュビロ磐田は、6試合負けなしのザスパクサツ群馬の敵地で対戦。前半立ち上がりから群馬が3バックに可変した最終ラインからボールを動かし、主導権を握ると、12分には右サイドのMF佐藤亮から浮き球をFW長倉幹樹が胸トラップから右足一閃。長倉の2試合連続弾で群馬が先制した。
だが、次第に磐田がペースを引き戻す。特に前半終盤にかけてチャンスを増やし、44分にはDF伊藤槙人がへティング、前半アディショナルタイムにはMF金子翔太がボックス内でシュートを放つが、どちらもGK櫛引政敏のビックセーブに阻まれ、前半は群馬リードで折り返した。
それでも磐田が48分、金子の相手の逆を取るフェイントから放たれたGKの頭上を越してゴールに吸い込まれる軌道のシュートで追いつく。ただその後もセカンドボールを拾い続けた磐田が攻勢を強めていったが、2点目を奪えなかった。
後半は我慢の時間が続いていた群馬も試合終盤はシステム変更が功を奏し、ペースを引き戻す。長倉に2度決定機が訪れたが、ゴールには結びつけられず、勝ち点1を分け合う結果に終わっている。
一方のベガルタ仙台と東京ヴェルディの一戦では、新天地でのデビュー戦に臨んだ男が全ゴールに絡む大活躍を見せた。
東京Vは、セレッソ大阪から期限付き移籍で加入したばかりのMF中原輝がいきなり先発でデビューを飾ると、6分には左サイドを崩したところからMF齋藤功佑のシュートのこぼれ球を押し込んでいきなり新天地での初ゴールをマークする。
22分にはFWホ・ヨンジュンのゴールで同点とされたが、33分には中原がキッカーを務めた右CKからオウンゴールを誘うと、44分には中原のラストパスをFW北島祐二が沈めて東京Vがリードを広げた。
前半終了間際に再びホ・ヨンジュンにゴールを許し、仙台も食い下がるが、後半開始直後の48分には中原のクロスをDF加藤蓮が押し込んで、中原の2アシスト目で再び2点差に。その後に仙台にPKから1点を返されたが、中原の全得点に絡む活躍で仙台との撃ち合いを制した東京Vが得失点差で2位浮上とはならなかったが、磐田と勝ち点で並んでいる。
今節で前半戦を終えるJ3は2試合が開催。鹿児島ユナイテッドFCと愛媛FCの上位対決は、鹿児島が8分にFW福田望久斗のゴールで先制したが、28分には愛媛がFW深堀隼平の2試合ぶりのゴールで試合を振り出しに戻す。そして64分にMF佐々木匠のゴールで逆転に成功。このリードを逃げ切った愛媛が3連勝を達成し、前半戦を首位で終えている。FC大阪とカマタマーレ讃岐の一戦は、両者譲らず、スコアレスドローで勝ち点1を分け合っている。
■7月23日開催 結果
・J2第27節:
水戸 0-0 大宮
仙台 3-4 東京V
群馬 1-1 磐田
・J3第19節:
FC大阪 0-0 讃岐
鹿児島 1-2 愛媛
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