リヴァプール（昨季成績：5位 勝点67 ｜ 19勝10分け9敗 ｜ 75得点47失点）
昨季序盤戦の不振が響き、チャンピオンズリーグ出場権獲得を逃したリヴァプール。今夏にはアレクシス・マクアリスター、ドミニク・ショボスライと中盤に才能あふれるビッグネームを加えることに成功した。しかし主将ジョーダン・ヘンダーソンが退団、ファビーニョもツアーから外れるなど移籍が濃厚に。昨季の課題でもあった中盤が再び不安視されることになった。また今夏にヘンダーソンと副主将ジェームズ・ミルナーが同時に去っているため、新たにチームをまとめるリーダー的存在も必要に。今後約1カ月の立ち回りが非常に重要となっている。
一方でピッチに目を向けると、今夏最初のプレシーズンマッチはカールスルーエに4-2と勝利し、続くグロイター・フュルト戦は4-4のドロー決着。奮起が必要なヌニェスが2試合で3ゴールを奪っているのは好材料だが、プレシーズンとはいえ昨季同様に失点の多さは気になるところ。開幕までに残されているのは3試合と時間はあまり残されていないため、このレスター戦では守備面の課題を確認・改善していきたい。
注目選手：ダルウィン・ヌニェス
昨夏8000万ユーロと伝えられる高額な移籍金で加入したが、プレミアリーグで9ゴールに終わったヌニェス。左サイドに抜け出すランニングはチームの武器になっていたが、決定的なチャンスを逃すシーンも多く、期待に応えられたとは言い難いシーズンになっていた。それでも今夏はプレシーズンの最初からモチベーション高く入っており、2試合で3ゴール中と好調を維持。もちろんマクアリスターやショボスライもそうだが、新シーズンの結果を左右するのはこのウルグアイ代表ストライカーになるかもしれない。
レスター（昨季成績：18位 勝点34 ｜ 9勝7分け22敗 ｜ 51得点68失点）
“奇跡のプレミアリーグ優勝”から7年後、18位に終わって降格を味わうことになったレスター。今夏にはジェームズ・マディソン、ハーヴィー・バーンズ、ユーリ・ティーレマンス、チャグラル・ソユンクと主力選手が次々に退団することに。一方で、ジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントを務めていたエンツォ・マレスカ氏を新監督に迎え、ハリー・ウィンクス、コナー・コーディといった実力者の補強に成功。ジェームズ・ヴァーディやケレチ・イヘアナチョの残留も予想されるなど、チャンピオンシップ（イングランド2部）とは思えないような強力なチームが出来上がりつつある。
一方でピッチ上では、残念ながらトッテナム戦が中止となったためこの試合がプレシーズンの2試合目とあまり順調とは言えない状況に。6日にはコヴェントリーとの開幕戦を控えており、今回が最後のテストマッチだ。プレミアリーグ屈指の強豪との一戦で、新体制で目指すスタイルの片鱗を見せたい。
注目選手：ハリー・ウィンクス
下部組織時代から長年所属したトッテナムを今夏退団し、完全移籍でレスターに加わったウィンクス。昨季レンタルでプレーしたサンプドリアではセリエA20試合に出場したものの、チームを降格の危機から救うことは出来なかった。心機一転2部での再スタートを図るが、中盤の舵取り役としてゲームコントロールが求められそうだ。強豪相手にタクトをふるい、翌週に控える開幕戦に向けて弾みをつけたい。
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年7月30日（日）日本時間18:00
- 実況：喜谷知純
- 会場：シンガポール・ナショナルスタジアム
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