アトレティコ・マドリード（昨季成績：3位 勝点77 ｜ 23勝8分7敗 ｜ 70得点33失点）
韓国でアジアツアーを送るアトレティコ・マドリード。27日にはチームKリーグ（Kリーグ選抜）と対戦した。FWアントワーヌ・グリーズマンやFWアルバロ・モラタ、今夏新加入のDFセサル・アスピリクエタなどがスタメンに名を連ねたが、2-3と敗れている。
そして、2試合目では欧州王者マンチェスター・シティと対戦。メンフィス・デパイ、ヤニック・フェレイラ・カラスコのゴールで2-1と勝利した。セットプレーから失点し、守備に不安は見せたものの、攻撃陣のコンディションは上々。素早いカウンターからシティを慌てさせるシーンを作り、相性の良さを示した。
また、現時点で人員整理が進んでいないこともあり、選手層が厚くなっているのも特徴のひとつ。カラスコ、サウール・ニゲス、アンヘル・コレアらがベンチを温めており、プレシーズンでのアピールが求められる。
注目選手：チャグラル・ソユンク
セサル・アスピリクエタとともに今夏にアトレティコへと加入。すでにチームにフィットしている様子を見せ、スタイルと相まってさらなるブレイクの兆しを見せている。マンチェスター・シティ戦でも先発出場し、存在感を発揮。ディエゴ・シメオネ監督の信頼を勝ち取り、新たなDFリーダーとなる可能性も。最終ラインに新たな幅をもたらすことが期待される。
レアル・ソシエダ（昨季成績：4位 勝点71 ｜ 21勝8分9敗 ｜ 51得点35失点）
イマノル監督体制5年目にして見事な戦いを見せ、10年ぶりにチャンピオンズリーグ出場を決めたソシエダ。ヨーロッパリーグでもラウンド16まで進むなど、内容・結果ともに充実したシーズンを過ごした。
新シーズンへ向けてメキシコ＆アメリカツアーに向かうレアル・ソシエダだが、ダビド・シルバが電撃引退、さらにセルロートの完全移籍やウマル・サディクが不参加となったことで前線の枚数には不安がみられる。ここまでのプレシーズンマッチでまずまずのパフォーマンスを見せていたサディクだが、右大腿二頭筋に違和感があり、スペインでトレーニングを続けることに。これにより、ラ・レアルは前線の並びが不明瞭となっている。
久保建英がファーストチョイスとなる可能性もある中、ライプツィヒFWアンドレ・シウヴァも獲得候補に浮上。大舞台に参戦する新シーズンを前にレアル・ソシエダは新たな攻撃の形を模索する必要性に迫られている。
注目選手：久保建英
昨季ラ・リーガの1シーズンにおける日本人最多ゴール記録（9）を更新するなど、特に終盤戦は毎試合ゴールに絡むようなパフォーマンスを見せた久保。しかし、昨季までの相棒セルロートがチームを去り、前線で身体を張れる選手が現在は不在に。新たなパートナーも決まっておらず、久保が昨季のようなハイパフォーマンスを見せられるかは定かではない。アトレティコ・マドリードというラ・リーガの強豪相手に個人としてどれだけ戦えるかは注目だ。
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年8月3日（木）日本時間10:00
- 解説:小澤一郎 実況:藤田崇寛
- 会場：エスタディオBBVA
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