【プレビュー】リーグ再開初戦の舞台は聖地・国立。名古屋グランパス対アルビレックス新潟の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

名古屋グランパス 対 アルビレックス新潟 の見どころ

夏の中断期間を終え、再開するJ1リーグ。その再開初戦を28年ぶりに国立競技場でホームゲームを開催する3位の名古屋グランパスが中断前を勝利で締め括った14位のアルビレックス新潟を迎え撃つ。

お互いにリーグ再開前の今週、ミッドウィークに天皇杯ラウンド16を消化。名古屋は、サウジアラビアのアル・タアーウンFCへの完全移籍でクラブ間合意に達したFWマテウス・カストロの惜別弾を皮切りに、後半には途中出場のFWキャスパー・ユンカーとMF和泉竜司のゴールで、合計3得点で浦和レッズを撃破。一方の新潟は、J2で首位を走るFC町田ゼルビアと対戦し、シュート数では相手に上回れる展開の中、90分にFW小見洋太のゴールで土壇場で勝ち越し、上位カテゴリーとしての意地を見せた。お互いにベスト8に駒を進め、リーグ戦の再開に向けて良い準備ができただろう。

またこの間に名古屋はさらに戦力を上積みさせた。オランダのFCユトレヒトへ期限付き移籍していたMF前田直輝の復帰や大型CFのFW中島大嘉を北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍で獲得したほか、J2でリーグトップのアシストを記録していたMF久保藤次郎を藤枝MYFCから、今週には中学時代は名古屋の下部組織で育ったMF森島司がサンフレッチェ広島から獲得。背番号10のマテウス・カストロの移籍は痛いが、それを十分に補えるだけのビックネームの獲得に成功した。

そういった新戦力たちが、どのくらいメンバーに絡み、そしてチームに新たな風を吹かせてくれるかが注目ポイントになるが、その中で期待したいのは前田だ。ここまで4ゴール3アシストのマテウスは、攻撃面では唯一無二のキックや個人でのドリブル突破など、数字以上のインパクトを残してきた。その穴埋め候補の一人なのは間違いない。同じレフティーとして、ドリブルやキックに特長を持ち、プレースタイルも近い。名古屋での復帰初戦でどんな活躍を見せてくれるか注目したい。

対する新潟は、中断前のリーグ戦ではFW鈴木孝司の決勝点で札幌に勝利を飾り、2つの天皇杯を挟んで公式戦3連勝と調子を上げてきている。リーグ戦で5試合勝ちなしを抜け出してからは、第20節でヴィッセル神戸に敗れたものの、白星を先行させられている好循環をこのまま続けていきたいところだ。

新潟もこの間にJ2で好調な戦いぶりを続けていたザスパクサツ群馬からFW長倉幹樹を獲得した。J2では今季、5ゴール1アシストと結果を残し、直近2試合は2試合連続ゴールと好調なパフォーマンスを見せていた。前線と中盤をうまく繋ぎ合わせることにも長ける23歳のストライカーが新潟のポゼッションスタイルの中でどのような輝きを見せてくれるか注目だ。

前回対戦では、新潟がFW太田修介のゴールで先制したものの、その直後にDF舞行龍ジェームズが一発退場し、数的不利に立たされ、名古屋が後半に3ゴールを奪い、逆転勝利を飾っている。名古屋がシーズンダブルで上位追走への勢いを手にするか、新潟が前回対戦の悔しさを晴らすか。今季2度目の対戦の舞台となるのは、聖地・国立。19時にキックオフを迎えるこの一戦の結末に注目したい。

J1リーグ第22節 日程

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